こんにちは、まるおです。
女性にとっての髪の悩み第1位と言えば、、白髪ですよね。
年齢とともに気になってくるこの白髪ですが、多くの方が白髪染めをすることで対応されていることかと思います。
しかしこの白髪染め、実は美容師は知っているけどお客様の立場の皆さまはまだまだ知らないことがたくさんあるんです。
この記事では、現役の美容師がそんな「知っておきたい白髪染めの秘密」について詳しく解説していこうと思います。
知っていて絶対に損をしない情報ばかりだと思いますので、是非最後までご覧くださいませ。

Contents
知らないと損する「白髪染めの秘密」

白髪染めは頭皮につけると白髪が増えやすくなる
白髪染めは可能な限り頭皮につけない方が良いです。
カラー剤がいくら進化してきたとはいえ、薬剤であることに変わりありません。
薬剤には刺激があるため、薬剤が頭皮につくと頭皮は乾燥します。
乾燥した頭皮は柔軟性や弾力性が失われ、頭皮のエイジング=老化が進みます。
白髪はエイジング現象のひとつなので、エイジングが進んだ頭皮からは白髪増えやすくなってしまうんです。
白髪染めが地肌についたら100%白髪が増えるわけではありませんが、白髪染めをべったりと頭皮につけて染めることを長年続けた結果白髪を増やしてしまうことになりかねないということです。
白髪は染めても染めてもすぐに白い部分が生えてくるため、白髪染めをする頻度も頻繁になりがちです。
そしてそれを何十年も続けることを考えると、白髪染めによる頭皮への負担は可能な限り最小限にすべきです。
白髪染めを地肌につかないように塗るためには、「ゼロテクニック=ゼロテク」と呼ばれる美容師の特別な施術テクニックが必要になってきます。
「ゼロテク」については下記の記事でも詳しく解説していますので是非参考にしてみてください。
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白髪染めをした髪を明るくすることはできない
白髪染めで暗く染めた髪をすぐに明るくすることはできません。
白髪染めはほぼ黒染めと同じ考えて頂いても良いくらい、非常に濃く暗い色素が使われています。
ブリーチや脱染剤などを使わない限り明るくすることは基本的には不可能です。
ただ最近は明るく染める白髪染めもありますので、そのような染め方をしている髪の毛であれば明るくできる場合もあります。

白髪を明るく染める=ぼかして染める
美容室にて「白髪染めを明るく染める」というニーズは近年大変多くなっています。
という方も多いと思いますが、実は「白髪を明るく染める」こともできるんです。
ですが「白髪を明るく染める」ということは「白髪を染め切っていない」状態のことです。
白髪をしっかりと染め切ってしまうと黒くなってしまうので染まり切ってない状態を作るんです。
どういうことか?というと、
「白髪を明るく染める」=「白髪をぼかして染める」
ということなんです。
明るく白髪を染めるということは、近くに寄ってしっかり見てみると「白髪がしっかりは染まっていない」ということになるんです。
もちろんある一定の距離感を保って見ると明るく染まっているように見えるんですが、近くに寄ると意外と白髪がが染まっていないことに気づくはずです。
髪が明るい方が白髪が目立たない
白髪を明るく染めるということは、全体の髪も明るく染めるということです。
白髪があっても明るく染めることのメリットは、「白髪染めっぽい仕上がりにならない」など様々ありますが、もっとも大きな恩恵は「白髪が目立たなくなる」ということにあります。
白は色の中でもっとも明るい色です、それに対し黒は色の中でもっとも暗い色になります。
白と黒がもっともコントラストが強調され、黒髪に白髪が混ざると白髪が非常に目立ってしまうんです。
逆に、「髪が明るくなる=白に近づく」ことになるので、髪が明るくなればなるほど白髪は目立たなくなるんです。
極端な例ですが、金髪に白髪が混ざってもほとんど分からないのです。

「白髪染めだから痛む」は嘘
なんて話を聞いたことはありませんか?
これ、はっきり言って嘘です。
白髪染め「だから」なんてことはありません、おしゃれ染めも同じように痛みます。
もし「白髪染めの方が痛む」というようなことがあるとすれば、「白髪染めの方が頻繁に染めるから」「自宅でセルフカラーの白髪染めをしているから」などの理由であれば痛みやすいと言える部分もあります。
ですが、「白髪染めとおしゃれ染めを比べて白髪染めの方が痛みやすい」というようなことはまずありません。

まとめ
「白髪染め」は白髪が気になる方にとっては無くてはならないものですが、一般の方にはまだまだ知られていないことや気をつけるべき点がたくさんあります。
信頼できる美容師さんであれば丸投げでも問題ないかと思いますが、初めて行く美容室などでは「白髪染めに関する知識や技術はしっかりしているのか?」を見定めることも非常に大事になってきます。
長く付き合っていくものだからこそ、きちんとした認識で少しでも頭皮や髪に負担のない白髪染めと付き合っていって頂けたらと思います。
まるお