こんにちは、まるおです。
気軽に通える便利さと、リーズナブルな料金で人気を集めるヘアカラー専門店。
ヘアカラー専門店に対してそのような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ヘアカラー専門店について現役美容師の視点で詳しく解説していきます。
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Contents
ヘアカラー専門店

ヘアカラー専門店はその名の通り、ヘアカラーを専門に提供するお店であり、カットやパーマなどヘアカラー以外の施術を受けることは基本的にできない場合が多いです。
ここで注意したいのが、「ヘアカラー専門店」と「ヘアカラー特化サロン」は似て非なるものです。
- ヘアカラー専門店
→ヘアカラーを専門に施術を受けられるが、基本的なヘアカラーのみで多様なオーダーには対応していないことが多い。 - ヘアカラー特化サロン
→ヘアカラーに特化し、ヘアカラーのあらゆるニーズに対応してくれるお店。
ハイブリーチ・ハイライト・特殊カラーなどにも幅広く対応。
ヘアカラー専門店はリーズナブルな料金設定のお店が多く、逆にヘアカラー特化サロンは高額な料金設定のお店が多いです。
通常のヘアカラーをする分にはヘアカラー専門店でもきれいに染めてもらえますが、「色ムラを直したい」「絶対にこの色にしたい」と言ったヘアカラーに強い要望やこだわりがある方はヘアカラー専門店ではなく、ヘアカラー特化サロンに行くようにしましょう。

ヘアカラー専門店に行くメリット

料金が安く抑えられる
地域によって料金差はありますが、ヘアカラー専門店で行うヘアカラー施術は普通の美容室でヘアカラーを施術するよりも料金が安い場合が多いです。
美容室はお店によっても料金がさまざまですが、ヘアカラー専門店で施術をすると半額〜1/3程度料金が安くなる場合もあります。
根元から伸びてきた黒い部分や、染めても染めてもすぐ伸びてくる白髪など、定期的なメンテナンスが必要なものが低料金で済むのはとてもありがたいですね。
特に白髪染めを定期的にされている方は、
という方も少なくありません。
毎回普通の美容室で染めるのはコスト的にもなかなか大変なので、メンテナンスはヘアカラー専門店で行い、数ヶ月に1回普通の美容室で全体のケアをする、という使い分けをされている方も多くいらっしゃいます。

駅から近い場所に多い
ヘアカラー専門店は非常に利便性の高い立地にあることが多く、「駅から近い」または「駅に隣接している」というお店も少なくありません。
仕事帰りに立ち寄ったり、最寄りの駅であれば気兼ねなく通えたりとアクセスがしやすいのはとても便利です。
普通の美容室であれば、繁華街に出かけたりといった非日常空間を楽しむという側面もありますが、ヘアカラーの定期的なメンテナンス程度であれば逆に出かけるのが億劫という方も多いかと思います。

時間が早く終わる
ヘアカラー専門店は、普通の美容室のように技術者が入れ替わったり、というようなことは基本的にないお店が多いです。
全体的にとてもスピーディーに施術が行われていきます。
お会計も自販機でチケットを購入する先払いであることが多いので、お会計待ちというようなことも基本的にはありません。
シャンプーやトリートメントなどの商品を勧められたりといった余計な営業などもほとんどありません。

ヘアカラー専門店に行くデメリット

シャンプーやブローはやってくれない
ヘアカラー専門店で提供される人的サービスは基本的に「ヘアカラー剤の塗布」のみです。
という疑問が出てくるかと思います。
シャンプーに関して言えば、人ではなくシャンプーマシーンによる自動洗浄を採用しているお店が多いです。
シャンプーマシーンによるシャンプーの感じ方は人それぞれですが、痒い所に手が届くという意味では正直人の手に勝るものはないかと思います。
また髪を乾かすのは、設置してあるドライヤーを使って自分自身で髪を乾かして帰ります。
自販機のチケット購入ですでに会計は終わっているので、別に半乾きで帰っても問題はありません。
あ、風邪をひかないようにだけ注意してくださいね。笑
と言ったように、「染めてもらう」こと以外はほぼセルフで行うことが多く、面倒臭いと思う人もいらっしゃるかもしれませんね。
- シャンプー
→シャンプーマシーンによる自動洗浄 - 髪を乾かす
→設置されてあるドライヤーでセルフドライ

安価な薬剤を使用している場合がある
ヘアカラー専門店はその低料金ゆえに、さまざまな部分で経費を抑える必要があります。
そのひとつが人件費であり、シャンプーマシーンやチケットの自販機を設置して人件費を抑えながら回転率を上げているわけです。
そしてもうひとつがカラー剤です。
その低料金故に、安価なカラー剤を使用している可能性があります。
安価なカラー剤は安い原材料で作られるため、髪や頭皮への刺激や負担が強いものや、色持ちが良くなかったりするなど、何かしらの弊害を抱えているものもあります。
髪のダメージや頭皮への負担を気にされる方は、前もってどのようなカラー剤が使われているのか?や実際に施術を行った方の口コミなどを調べてから行くことをおすすめします。
すべてのヘアカラー専門店が安価なカラー剤を使っているというわけでは決してありません。
こだわりのカラー剤を使用しているお店も実際にあります。
来店の際は自己判断・自己責任でお願い致します。

染まることを優先した施術内容
ヘアカラー専門店は良くも悪くも「髪を染める」という目的にフォーカスしており、その過程やその後のアフターケアといった部分にはあまりスポットを当てていないことが多いです。
普通の美容室であるようなおもてなし的なサービスはもちろん無いし、カラー剤も染め残しがないように頭皮にベタ塗りで塗ったり、髪や頭皮のダメージや状態に応じた塗り分けもほとんどのヘアカラー専門店で行われていないでしょう。
という方には、気楽に安く通える素晴らしいシステムですが、それ以上を求める方は普通の美容室でヘアカラーをした方が満足度は高くなるでしょう。
こちらもすべてのヘアカラー専門店が当てはまるわけでは決してありません。
お客様の満足度にフォーカスしたヘアカラー専門店ももちろんあります。
施術工程やサービスにこだわったお店も実際にあります。

ヘアカラーについて現役美容師からのアドバイス
気軽に安く通えるということからその数を増やし続けるヘアカラー専門店。
という方にはとてもおすすめです。
しかし安いものにはやはりそれなりの理由があります。
ヘアカラーの施術はすべてヘアカラー専門店で行う、というのは美容師的にはあまりおすすめしません。
どうしてもやらなくてはいけない定期的なメンテナンスでのヘアカラー専門店はとても合理的ですが、やはり数ヶ月に1回は全体のヘアケアを兼ねて普通の美容室での施術を受けられることをおすすめします。
美容室でのヘアカラーがヘアカラー専門店と決定的に違うのは、お客様ひとりひとりに合わせたパーソナルなヘアカラーデザインの提案と、状態に合わせたヘアカラー技術の提供があります。
ハイライトやインナーカラー、肌色に似合わせたカラー剤の調合などはヘアカラー専門店ではなかなか受けることのできない領域のサービスかと思います。
是非ヘアカラー専門店と美容室を上手にご利用されてみてください。
まるお