こんにちは、まるおです。
「髪を乾かす」
すごく当たり前のことのようですが、実はこの「髪を乾かす」ことは髪だけでなく頭皮にとってもすごく重要なことなんです。
「髪を乾かす」ことに対しては、人それぞれさまざまな価値観があるかとは思いますが、現役の美容師が断言します。
髪の乾かし方で髪は綺麗になるし頭皮トラブルも減ります。
この記事では意外と知られていない「髪の乾かし方」について現役の美容師がくわしく解説していきます。
髪を乾かさないことが何故良くないのか?については下記の記事でもくわしく解説しているので合わせてご覧ください。

Contents
髪の乾かし方

「髪を乾かす」ことは毎日されている方が多いかとは思いますが、実は「正しい髪の乾かし方」については意外と知られておらず、自己流で乾かしている方がほとんどなのです。
美容室で乾かしてもらうとすごく早いし、いつもよりサラサラツヤツヤになりませんか?
もちろん使っているシャンプーやトリートメント、ドライヤーの効果もありますが、美容師さんの乾かし方がその大きな理由のひとつでもあるんです。
髪は濡れているときがもっとも弱い状態にあります。
なるべく時間をかけずに綺麗に乾かせるなら、それが一番髪にも時間的にも負担が少ないです。
では一体美容師さんはどうやって髪を乾かしているのでしょう?
工程に沿って順に説明していきます。
①しっかりタオルドライをする
髪を乾かすのに時間がかかってしまう最も大きな原因は、タオルでしっかり乾かせていないことにあります。
このときごしごし拭いてしまうと髪や頭皮が摩擦でダメージを受けてしまうので、ポンポンと軽く抑えるように乾かすようにしましょう。
もうひとつ早く乾かす裏技としては、一度水分を吸ったタオルを取り替えて新しいタオルでもう一度拭くことです。
水分を吸ったタオルは吸水力が落ちますので、新しい乾いたタオルを使うことで吸水力が復活します。
ただし、2枚タオルを使うので洗濯が大変なのは言わずもがなです。。
ちなみに美容室ではタオル2枚使いはしていないお店がほとんどかと思います。
②乾かす前に洗い流さないトリートメントをつける
乾かす前には洗い流さないトリートメントをつけてあげた方が確実に髪が綺麗にまとまります。
むしろ美容師的には、ダメージケアの視点からも必ずつけて頂きたいくらいです。
オイルタイプやクリームタイプ、ミストタイプなどさまざまな種類の洗い流さないトリートメントが存在しますが、オイルタイプのものが使い勝手がよくおすすめです。
洗い流さないトリートメントには、ドライヤーの熱から髪を守るだけでなく、熱の力を利用して髪に浸透していくものもあるので、是非下記の記事でチェックしてみてください!
③クシでとかす
意外とやってない方が多いのがクシでとかすという作業です。
クシでとかすことにより、髪のもつれをほどき、指通りがよくなる他、風が通りやすくなるので乾かす時間の短縮にも繋がります。
髪が絡まったまま乾き切ってしまうと絡みをほどくのが困難になるため、髪が濡れている状態で絡みはほどいて乾かしましょう。
その際は、髪への摩擦が少ない目の荒いクシでとかすようにしましょう。
美容室でも使われている、タングルティーザーというクシも非常におすすめです。
④最初に頭皮から乾かす
ドライヤーで乾かし始めるのは、髪ではなくまずは頭皮です。
頭皮がしっかりと乾いていないと、頭皮トラブルにつながるのはもちろん、髪のボリューム感も損なわれ、頭皮の匂いの原因にもなります。
必ずドライヤーを頭皮に向けて根元付近から乾かすようにしましょう。
⑤根元→中間→毛先の順に乾かす
毛先はダメージがあったり量が減らされている関係で乾きやすくオーバードライになりやすいです。
一方、髪が密集している根元付近は乾きづらいので、根元→中間→毛先の順で乾かすのが最も効率的で時間もかかりません。
⑥手グシをうまく使う
乾かしている最中は手ぐしを通すことにより、絡みをほどきながら風を効率的に与えることができます。
またブラシに比べて摩擦が少なく、手間もかからずサラサラの仕上がりにすることができるので手ぐしを使わない手はありません。
⑦仕上げは冷風で
仕上げに冷風で乾かすことにより、熱によって開いたキューティクルを閉じることができ、仕上がりのツヤが増します。
ほぼ完全に乾いたら、仕上げに冷風を髪のキューティクルに沿って髪に平行に当ててあげることで艶やかな仕上がりにすることができます。
まとめ
普段何気なく行っている「髪を乾かす」という行為ですが、髪の乾かし方によって時間短縮になったり、髪や頭皮のトラブルを回避することができるんですね。
これをきっかけに髪の乾かし方を見直してみてはいかがでしょうか?
美容師さんや美容室によって髪の乾かし方には、やや相違があります。
この記事で紹介した乾かし方ではない乾かし方ももちろん存在します。
あくまで美容室における、一般的な乾かし方という認識になりますのでご理解くださいませ。
まるお