こんにちは、まるおです。
美容室によっては、髪の長さによって追加料金が発生するいわゆる「ロング料金」がかかるお店もあります。
などなど、「美容室のロング料金にまつわる疑問」は一度くらい感じたことがある方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、そんな「誰も教えてくれない美容室のロング料金」についての秘密を現役美容師が解説していきたいと思います。
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Contents
美容室の「ロング料金」とは?

ロング料金は何のためのもの?
そもそものお話、美容室のロング料金って何のためのものなのでしょう?
その理由の大部分は、大きく分けて以下の通りになります。
- 施術時間が長くなる
- 使用する薬剤が増える
- 手間がかかる
施術時間が長くなる
ロングヘアの方は、ショートヘアや髪の短い方に比べて施術に時間を要します。
ドライヤーで乾かす時間、カラーを塗る時間、パーマを巻く時間etc…
多くの施術において、髪が長くなればなるほど施術に時間がかかるようになります。
美容室というビジネスモデルの性質上、時間がかかる施術になればなるほど料金も高くなるのが一般的です。
ロングヘアの方は時間が余分にかかることを想定してあらかじめ別料金が発生します、という理由でロング料金が用いられているケースが多いです。
使用する薬剤が増える
ヘアカラーの施術の場合、ショートヘアの方とロングヘアの方だと使用する薬剤の量がまったく異なります。
どのくらい違うのかを下記の表にまとめてみました。
使用する薬剤量 | |
ショートヘア | 根本 40g + 毛先 30g → 合計 70g |
ロングヘア | 根本 40g + 毛先 100g → 合計 140g |
※あくまで一般的な目安の数字です。
ショートヘアと比べるとロングヘアの場合は、なんと実に2倍ものカラー剤の量が必要になるんです!
美容室で使用するカラー剤の多くは1本80g程度のものが主流なので、カラー剤1本分以上差があるんですね。
「コストが多くかかる分プラス料金が発生してしまう」のは多くの方が納得の理由かと思います。
手間がかかる
施術時間が長くかかる、という点にも関わってきますが、時間がかからないようにするためには人手を増やすしかありません。
美容室でふたりで施術を行われた経験は多くの方があると思います。
あれは時間短縮をするためです。
ひとりでやると時間がかかるからふたりでやろうというわけです。
時間短縮するためには人手が必要になります。
人手をたくさん使うことにより人件費も含めたコストが発生しているというわけです。
ロング料金はどのくらいの長さからいくらくらいかかる?
こちらはお店によってさまざまな基準が存在しますが、ロング料金のみプラスになるお店と、ショート・ミディアム・ロングという風に段階的に料金がプラスになるお店があります。
分かりやすく以下にまとめてみました。
ロング料金のみ発生
胸につく長さ → プラス1,000円〜2,000円
ショート・ミディアム・ロング料金
肩につかない長さ(ショート)→ プラス料金なし
肩につく長さ(ミディアム)→ プラス500円〜1,000円
胸につく長さ(ロング)→ プラス1,000円〜2,000円
多くのお店がこの2パターンかと思います。
髪の長さの基準やプラスの金額についてはお店によってさまざまです。
中には「ロング料金でプラス3,000円」という高額のお店も存在するので、事前に金額をお店に確認しておくのが良いでしょう。
ロング料金がかかるお店とかからないお店
こちらはお店の経営方針によってもさまざまですが、ロング料金が発生しないお店は全体的に高料金に設定してあるお店が多い印象です。
ある程度の高料金を提示しているが故に、プラス料金を取る必要がないお店です。
反対にロング料金が発生するお店は低価格帯〜中価格帯のお店が多い印象です。
もともとの価格設定が比較的安価なため、場面に応じて必要なオプション料金が発生するタイプのお店です。
あくまでわたくし個人が美容師としてさまざまなお店で働いてきた中で感じたこと、また色々なお店の料金体系を見ていく中での個人的な主観であり、例外のお店ももちろん多く存在し、すべてのお店が当てはまるというわけではありませんのでご了承くださいませ。

まとめ
美容室における「ロング料金」はお客様とのトラブルも非常に多い案件です。
前回は発生しなかったものが今回は発生した、ロング料金についての説明を前もってされずに会計時にいきなり請求された、などなど料金に関するものであるためシビアな問題に繋がりやすいです。
美容室側としても真っ当な理由で「ロング料金」を頂いている以上、事前に納得できる説明が必要であることは言うまでもありませんが、お客様の立場でも施術前に明確な料金提示を求めることはとても大事です。
この記事が少しでも皆様のお役に立てばうれしく思います。

まるお