こんにちは、まるおです。
美容師も人間です。
「担当スタイリストが男性か?女性か?」でその仕事ぶりや、作るヘアスタイルなどに大きな違いが出てきます。
一番大事なのは、「自分に合う方を選ぶ」ことですが、
という方もたくさんいらっしゃいます。
この記事では、そんな「男性美容師・女性美容師の違い」について詳しく解説していきます。
これを読めば、初めて行く美容室で男性スタイリストか女性スタイリスト、どちらを指名すればいいかかが分かります。

Contents
男脳と女脳

人間には当然、「男女の違い」というものがあります。
特に「感性」が大きな影響を持つ美容師という仕事は、この男女の違いというのが大きく反映されやすい職業でもあります。
ということは、
お客様の立場では、「髪型を作る美容師が男か女か?」ということはとても大きな意味を持つことになります。
一般的に男女の脳の違いでというと、
- 男性
→ 理論的・分析的・左脳的思考 - 女性
→ 感情的・感覚的・右脳的思考
男性脳は理論や分析といったやや堅苦しいイメージの脳の働きに対し、女性脳は感情や感覚といった頭より心の部分における比重が高いです。
では、この男性脳・女性脳の違いが、美容師さんにはどう影響してくるのでしょうか?

男性美容師

美容室というと、「女性が多い職場」というイメージを持つ方も多いと思いますが、ハサミを持つ技術者=スタイリストとなると、実は男性の方が多いのです。
男性美容師の特徴は以下の通りです。
仕事が丁寧
何故か男性美容師さんにはA型の方が多いです。。笑
A型の性格は、、というのはこの記事であえて説明はしませんが、男性美容師さんは几帳面な性格の方が多く、仕事も丁寧な方が多いです。
カットが得意
カット理論は立体図形を応用したものです。
空間認識能力の高い男性は、頭を立体的に捉える力が高く、そこに丁寧な技術も伴い、カット技術が高い方が多いです。
薬剤知識が豊富
男性は理論的に物事を捉えることが好きなので、薬剤のうんちくは絶好の好物。
美容室で扱うカラー剤やパーマ液など薬剤の知識が豊富で、こだわりの薬剤を使っている方も少なくありません。
こだわりを超えてマニアックの領域に入る美容師さんは男性がほとんでです。笑
おしゃべりが苦手
男性はひとつに同時のことを考えることが苦手です。
男性美容師さんには、技術に集中すると口数が少なくなってしまう方も多いです。

女性美容師

美容業界全体では男性よりも女性の方が多いのですが、技術者=スタイリストとなると女性美容師の数は少なくなります。
結婚・出産などによる理由から、体力的に美容師を離れる方までその理由は様々ですが、それだけ女性スタイリストの存在はとても貴重なのです。
トレンドに敏感
髪型や髪色はもちろん、世の中で今流行っているものにとても敏感です。
そしてその感性は、ヘアスタイル作りにおいても非常に大きな影響を持ちます。
明らかに男性美容師よりも、トレンドに対するアンテナは敏感です。
可愛いが最優先
論理的に思考する男性と違い、感情や感覚で動く女性にとって、ヘアスタイルにおける最優先事項は「可愛いか可愛くないか?」
一方で男性は「出来るか出来ないか?」で考えることが多いです。
どうしても守りに入りやすい思考の男性美容師さんよりも、女性美容師さんの方が新しいヘアスタイルに対するチャレンジの姿勢が強かったりします。
おしゃべりが好き
これはもう言わずもがなですね。
おしゃべりが苦手な女性美容師さんにはわたくしもあまり出会ったことがありません。
ヘアスタイルはもちろんですが、
美容室で過ごす時間・雰囲気を大事にするのも女性美容師さんに多いです。
スタイリングが得意
豊かな感性や高い発想力で、ヘアアレンジやまとめ髪といったスタイリングが得意なのも女性美容師さんに多いです。
男性と比べて非常に頭が柔らかく、
感覚が重要視される技術においては女性の方が一歩抜きん出ているイメージです。
男性美容師がおすすめな方

- カットの仕上がりにこだわりたい
- 異性からモテたい
- おしゃべりが苦手
カットの仕上がりにこだわりたい
基本的にフォルムやシルエットといった形を作るのは男性美容師さんの方が得意なことが多いです。
丁寧で繊細な技術は、カットに最も顕著に現れます。
ヘアスタイルのまとまりや、家に帰ってから自分でスタイルを再現できたりなど、カットにおける正確な技術や手入れのいらないカット技術を求める方は男性美容師さんの方が当たりが多いです。
異性からモテたい
いわゆる「モテヘア」を作ることにおいては男性美容師さんに分があるように思います。
特に男性の注目を浴びたい・男性からモテたいという女性の方は、男性美容師が作ったヘアスタイルの方が男性からの評価が高い傾向にあります。
一般的に、「男性が女性の髪を作る方がより女性らしいヘアスタイルを作れる」と言われています。
異性にモテたい方は男性美容師さんを指名しましょう。
おしゃべりが苦手
基本的に男性はおしゃべりが苦手です。
わたくしも男ですが、出来ることならおしゃべりなどせずに技術に没頭していたいのが本音です。。
という方は男性美容師さんの方が話しかけられずに済む確率が高いです。

女性美容師がおすすめな方

- 髪型そのものよりも雰囲気重視
- 美容室で楽しく過ごしたい
- 同性から支持されたい
髪型そのものよりも雰囲気重視
「髪型を作る技術」だけで言えば、男性美容師の方が優れているケースが多いです。
一方、髪型だけでなく全身とのバランス・ファッションやその人の人柄に合った雰囲気のヘアデザインの提供では、圧倒的に女性の方が上手です。
もしかしたら自宅で再現するのが難しいデザインかもしれませんが、美容室から出る瞬間の仕上がりを重視したい方は女性美容師さんがおすすめです。
美容室で楽しく過ごしたい
女性同士なら尚更です。
ファッションやメイク、好きな芸能人の話など会話に幅や奥行きがあるのは断然女性美容師さんです。
「美容室では楽しくおしゃべりしたい」という方は女性美容師さんに担当してもらうと良いでしょう。
同性から支持されたい
異性モテのヘアスタイルが得意な男性美容師に対して、同性からの支持を得れるヘアスタイルは女性美容師さんの方が得意な傾向にあります。
「モテ」とは違う、「女性にしか分からない可愛さ」は決して男性美容師には作り出すことの出来ない究極の技術です。
まとめ
この記事での見解はあくまでわたくし個人の見解であり、100%当てはまるものではありません。
この記事の内容とはまったく異なる、というケースも当然あります。
しかし15年を超える美容師人生の中で、男女問わずたくさんの美容師さんを見てきました。
そして美容師さんとお客様との関係性や傾向も、長い時間をかけて見えてきたものを包み隠さずお伝えしました。
なかなか気に入った美容師さんと出会えない、そんな方の美容師選びの参考にして頂ければとてもうれしく思います。
まるお