こんにちは、まるおです。
「あなたには行きつけの美容室がありますか?」
「信頼できる美容師さんはいますか?」
上の2つの質問は実は似ているようでまったく異なる内容の質問です。
ぶっちゃけると、今の時代は「どこの美容室に行く」ということはあまり重要ではありません。
本当に大事なのは、「どんな美容師に髪をお願いしているか?」です。
お客様の髪を施術するのは美容師であり、美容室ではありません。
さまざまな時代の変化と共に近年より一層、美容室選び以上に美容師選びが重要になってきているのは間違いありません。
この記事では、今まさに変わりゆく「美容室と美容師の関係性」について詳しく解説していきます。

Contents
美容室と美容師

ひと昔前までは、髪を切りに行くにはまずお店を探して、指名なども特にせず、そのとき手が空いている人が担当してくれる。
美容師はそんな場所でした。
それがいつの間にか自分のお気に入りの担当者を指名するようになり、もはやその人がお店を異動するときには一緒についていくのが当たり前になってきています。
「美容室と美容師の関係」はこれからさらに変わっていきます。
そして当然、「美容室とお客様の関係・美容師とお客様の関係」もそれと同時に変わっていくのは間違いありません。

美容室と美容師の関係

雇用形態の変化
美容室と美容師の関係、すなわち雇用関係やその関係性はここ数年で大きく変化してきています。
多様化する働き方は美容業界においても例外ではありません。
古くから根付く美容室の古い体質ですが、朝早くから夜遅くまで拘束され、肉体を酷使して働く、時間と労働力を切り売りするいわゆる体育会系のような働き方はもはや時代遅れとなりつつあります。
それに加え、近年では業務委託やフリーランスといった新しい働き方やその受け皿となるシェアサロンなども台頭してきており、働き手である美容師が働き元の美容室を選べるようになったということがもっとも大きな要因であることは間違いありません。


集客事情の変化
近年の美容室の集客事情も大きな理由のひとつです。
お店が集客してくれなくても、個人でSNSなどの媒体を使って集客することが可能になったということです。
少し突っ込んだ話をすると、お店としての集客は多くの美容室がホットペッパービューティー1本頼みです。
ホットペッパービューティーの集客は基本クーポン集客なので、多くの場合が低単価での集客です。
それに対しSNSやブログなど個人のオウンドメディアでの集客は単価を下げることなく、自分の技術や売りを適正な価格で押し出すことができます。
美容師にとっては一生懸命身につけた技術を少しでも高く買ってもらいたいと思うのは至極当然のことです。


美容室・美容師の対等な力関係
上記の理由により、美容室と美容師の力関係が良い意味で対等になってきたということです。
お店に雇われる必要性がなくなってきたんです。
力のある美容師さんほどお店に依存しない働き方をする時代になったということです。
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お客様と美容師の関係

会う前に知ることができる
インターネットが普及する前は、美容師のことを知るどころか実際に美容室に行ってみないとどんな美容師が在籍しているかも分からない時代でした。
それが今はホットペッパービューティーのスタッフページはもちろん、インスタグラムなどを見ると「どんなことをしている美容師なのか?」「何が得意な美容師なのか?」を来店前に知ることができるようになりました。
もっと言うと、「会う前にどんな人なのかを知ることができる」ようになったのです。
簡単に繋がれる
そしてネットを介したさまざまなツールにより、美容師と簡単に繋がれるようになりました。
ラインをはじめとする連絡ツールはもちろん、インスタ・ツイッター・フェイスブックなどのSNSのDMなど、直接連絡を取れない術がないくらいに、簡単にお客様と美容師が繋がれる時代になりました。
より深く繋がれる
美容師への予約や髪の相談も、今ではネットを介してできるようになりました。
来店前の相談や事前カウンセリングはもちろん、アフターケアまで直接やりとりが可能になったことでより身近にそしてより深く美容師とお客様が繋がれるようになりました。
担当の美容師さんがお店を異動する際に、直接連絡をもらったことがあるという方も少なくないと思います。

美容室ではなく美容師に通う時代

美容室という場所はあくまで「美容師という個」の集合体で稼働する場所です。
どんなに綺麗な内装や最新の設備でも、そこにいる美容師に魅力がなければただの箱です。
もっと言えば、どんな場所であろうと腕の良い・魅力ある美容師がいれば、そこがお店だろうと部屋だろうと関係ないということです。
美容業界は「ブランディングされた美容室」から「ブランディングされた美容師」へと需要が移りつつあります。
個人で発信、個人で集客、そして個人でビジネスができるようになるとお店の存在意義さえ問われる時代へと変わってきています。
心から信頼のおける、長くお付き合いのできる最良の髪のパートナーと出会えることを心から願っております。
まるお