こんにちは、まるおです。
パーマに対して苦手意識やトラウマがあるという方、きっと少なくないと思います。
カラーリングによる色の変化による印象の変化ももちろん大きいですが、やはりカットやパーマによる形・シルエットの変化は色以上に大きく印象を変化にさせます。
カラーは失敗しても、(オススメはしませんが、、、)最悪自分でセルフカラーをしたりすればなんとかやり過ごすことができます。
しかしパーマの失敗はなかなか自分では対処できないケースがほとんどです。

ゆるすぎるパーマであれば、自分で巻きをプラスしたりすれば何とかならなくはないですが、
きつくかかってしまったパーマは最悪ですね。
ストレートアイロンで伸ばそうとしても、どうしても変なクセが残ってしまうし、何よりダメージに繋がってしまいます。
こうしたことからパーマに対する苦手意識・トラウマが生まれ、脳裏にこびりついて離れません。
パーマは印象を変える上では最高の武器になる反面、失敗すると2度とかけたくないという状態を引き起こす、まさに諸刃の剣です。
この記事では、美容室でのパーマについて深く掘り下げて解説していきたいと思います。
Contents
美容室パーマ攻略
パーマがオススメな人
パーマはデザインを拡げてくれる便利なツールですが、誰でも彼でもパーマをかければ良いという訳ではありません。
パーマをかけるべきは次の方々です。
直毛
髪の毛にまったくクセがなく、何をしてもまっすぐにしかならない方。
毛先ワンカールだけでもパーマをかけてあげると劇的にスタイリングが楽になります。
毎日コテで巻いている
毎日高温のコテで巻くことは、ダメージに繋がることは想像に容易いと思います。
パーマをかけることで、毎日の熱ダメージから解放してあげることができます。
パーマを巻いてある髪は巻きやすいという側面もあります。
伸ばしかけ
伸ばし途中というのはどうしても上手く髪型が決まりません。
特に真っ直ぐストレートの状態だと、より伸ばしっぱなし感が顕著に出ます。
少しカールやウェーブを加えるだけでも、手入れをしている感が出ます。
髪型を変えたい
パーマは印象を変えるには持ってこいです。
長さや色を変えなくても、ガラッと雰囲気を変えることが出来ます。
パーマをかけるとき注意すべき事
ダメージに耐えられる髪なのか?
特にカラーをしている人は要注意です。
あとはロングヘアの方、毛先の方は思ったよりダメージが蓄積しているケースもあります。
クシが通らないほどのダメージであれば、パーマはは踏みとどまった方が良いでしょう。
あとブリーチ毛、縮毛矯正をした髪には基本かけられません。
ヘアカタログは当てにならない
ホットペッパービューティーなどのヘアカタログはまずパーマには当てはまりません。
何故なら、ほとんどがコテで巻いてスタイリングしているからです。
コテで巻いた様なパーマももちろんかけることは可能ですが、きちんとしたスタイリスト選びが必要になります。
https://maruoblog.com/hairstyle/
経験と実績のあるスタイリストを選ぶ
上の項目の延長ですが、パーマは髪質診断がとても重要になります。
様々な経験値と共に、パーマに対してどれくらいの知識・教養があるのかはとても重要になります。
初級スタイリストではまず難しいでしょう。
美容室において、パーマのお直しはとても多いです。
そして、パーマを失敗して通っていたお店から足が遠のくお客様も非常に多いです。
ちゃんとパーマを任せても大丈夫なスタイリストなのか?
しっかりとした前調べは必ずしましょう。

顔まわりはゆるめにかけてもらう
パーマに慣れてらっしゃる方は別ですが、
初めてパーマをかける or パーマをかけ慣れてない方は、前髪を含めた顔まわりは弱めにかけてもらう様お願いしましょう。
顔まわりにきつくパーマがかかるととたんに老けた印象になりやすくなります。
逆にお洒落に見せたりも可能ですが、パーマ初心者は緩めにかけるのが無難でしょう。
パーマをかけた後に気をつけたい事
パーマをかけて1週間は帽子、ヘルメット禁止
薬剤反応は髪の内部で2〜3日程度続いています。
その期間に帽子やヘルメットで物理的に髪を押さえつけてしまうと、せっかくかけたパーマがぺったんこになります。
余裕を見て1週間はそのままの方が良いでしょう。
よくある質問の、「パーマをかけた日はシャンプーしても良い?」に関しては、だめではないがしない方がベターくらいに覚えておいて下さい。

パーマならではのスタイリングをする
パーマをかけ慣れてない方によくありがちなのが、
今までの真っ直ぐの状態と同じスタイリングをしてしまうこと。
もっと言うとパーマを出そうとせずに、まとめようとすること。
せっかくのパーマが伸びてしまうだけでなく、変なクセみたいに見えるのでやめましょう。
思いっきりパーマを出してパーマデザインを愉しみましょう。
ここら辺は、担当のスタイリストさんからパーマのスタイリング方法について詳しくレクチャーしてもらっておくと良いです。
パーマは2週間で馴染んでくる
なんかきつくかかったかも。。?
と思ってもパーマは徐々に、自分の髪の持っている毛流れや髪質と馴染んできます。
2週間を超えてもきつい?と感じるようでしたらお直しを含めた相談をしましょう。

自分で出せないパーマはお直しを
美容師さんが一生懸命やらないとパーマが出ない&自分でやると全く出ない。
これは明らかにかかってません。
髪のダメージ状態に問題がなければかけ直しを依頼しましょう。
まずはパーマの出し方をレクチャーしてもらうだけでも良いかと思います。

おすすめパーマ
初めてのパーマは前髪パーマ
これはもう、めちゃくちゃおすすめです!
特に前髪があって、いつも前髪をコテで巻いているという方、是非お試しあれ。
わたくしまるおのお客様にも前髪パーマのリピーターの方とっても多いです。
楽チンなのはもちろんですが、「初めてパーマをかける」という方も、前髪だけかけてみてパーマに慣れるという点からもおすすめできるポイントです。
肩より髪が長い方はデジタルパーマ
デジタルパーマは熱でかけるため、コテなどの熱を使って巻いたような仕上がりになります。
いわゆるコテ巻き風パーマです。
乾いた時に1番パーマがしっかり出るので、自分でパーマがとても出しやすいです。
そしてパーマの持ちは通常のパーマの1.5〜2倍といわれます。
髪が短くてももちろんデジタルパーマはかけられますが、肩より髪が長い方こそデジタルパーマの威力を実感できると思います。
わたくしまるお、実はパーマをかけられるお客様のほとんどがデジタルパーマというほど、デジタルパーマが得意です。
デジタルパーマはとても素晴らしい技術の反面、技術者によって仕上がりにムラが出やすい、そしてかけ方によってはハイダメージに繋がるなどありますので、かける時はしっかりと信頼できるスタイリストにお願いして下さいね。
デジタルパーマの料金は、大体通常のパーマのプラス3000〜4000円が相場です。

おすすめしないパーマ
外ハネ
外ハネと内巻き、実は同じワンカールなんです。
ワンカールが内を向くと内巻き、外を向くと外ハネ、その違いです。
長さにもよりますが、外ハネをパーマで再現するのは得策ではありません。
外ハネでかけたつもりでも、髪の毛が内を向くと内巻きになってしまうのですから。。
波ウェーブ
コテやストレートアイロンを使ったスタイリングでよく見るスタイルですね。
髪をロッドに巻きつけてかける、いわゆる普通のパーマでは再現不可能です。
一般的な美容室ではほぼ失敗に終わるでしょう。
特殊な器具がないと出せないパーマです。
根元からのウェーブ
かなりきつめのパーマであれば可能ですが、ふんわりパーマは根元からはかかりません。
これは髪の毛の健康状態に関係があります。
根元の毛は健康なため、根元にパーマをかけようとするとかなり強くかけなければパーマがかかりません。
パーマは根元よりも毛先にかかりやすい為、根本を強くかけると自ずと毛先のパーマも強くなるということです。
雑誌やヘアカタログで見るような根元からのウェーブは、根元を高温のコテで巻いている為です。
根元からのウェーブをパーマで再現するのは、デジタルパーマでも難しい領域になります。
まとめ
いかがでしたでしょう?
パーマひとつで印象をガラッと変えれる反面、非常に繊細な技術であるのもパーマの特徴です。
上手くいけば病みつきになる
失敗すればもう2度とかけない
というほど、パーマは両極端な評価を受けています。
美容師であるわたくしまるおとしても、パーマに嫌な印象・苦手意識・トラウマなど、マイナスなイメージを持って欲しくありません。
パーマはデザインの幅を拡げ、まだ見ぬ魅力を引き出してくれる素晴らしいツールです。
パーマをかけるか迷っている、失敗したことがあってそれからパーマは億劫、いつもパーマを失敗するetc…
そんな方々に少しでもパーマで喜んでもらえるきっかけになればうれしく思います。
まるお