こんにちは、まるおです。
という経験をしたことがあるという方、多いんじゃないでしょうか?
美容室の料金設定はお店によって異なり、業界で決められたものもなければ、最低いくらからというような決まりもまったくありません。
これどういうことかというと、、「お店が自由自在に料金を決められる」ということなんですね。
美容室が値上げをするということは、そのお店が独自の判断で料金の改定をするということなんです。
この記事では、「美容室の値上げ」について現役の美容師が業界の深いところまで詳しく解説していきます。
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美容室の値上げ

同じ美容室に長く通っていると、いろんなタイミングで「値上げ」に遭遇することがあります。
では一体美容室はどんな理由で料金を値上げするのでしょうか?
料金体系の見直し
お金の価値というものは年月の経過と共に変わっていきます。
例えば昭和の時代には100円で買えたものが、令和の今の時代では500円を超えているものが数多くあります。
時代が進めばお金の価値が変わり、料金体系を見直すというのは美容業界だけではなく、さまざまな業界で起こっていることです。
今の時代にきちんとフィットした料金で価値を提供するのは、当然と言えば当然のことと言えるでしょう。
さらに時代が進んでお金の価値が変われば、美容室の料金も間違いなく上がっていくでしょう。
そう言った意味では、美容室の料金が値上げをするのは当然と言えば当然なのかもしれませんね。
薬剤価格の高騰
ヘアカラーやパーマを行う際には、美容室では必ず薬剤が必要になります。
薬剤にももちろんコストはかかっているわけで、良質な薬剤ほどそのコストも高くなります。
そしてその薬剤にもさまざまな理由での価格高騰があり、美容室側は薬剤の仕入れに大きな負担を抱えてしまうこともあります。
バランスを取るためにやむを得ず値上げをするというケースは非常に多くあります。
逆に薬剤価格が高騰しても料金が変わらないというお店は、使用する薬剤を安価なものに変える・使う量を減らすなどするお店も存在します。
今と同じクオリティを維持するためにやむを得ず値上げをするというパターンですね。
店舗家賃の値上げ
美容室を経営していく上で一番のコストになるのが家賃です。
店舗でももちろん家賃の変動があり、それにより終始のバランスが崩れそうな場合には料金を値上げすることがあります。
このような場合には、美容室側が正直に「家賃の高騰」を値上げの理由にお客様にアナウンスすることはまずありません。
なんかやっぱりちょっとかっこ悪いじゃないですか。。
値上げの理由をはぐらかされた場合には、家賃を含めた経費の高騰が原因であることも少なくありません。
スキルの向上
我々美容師の技術は日々進化しており、より価値を感じて頂けるものに変わってきています。
例えばカラー剤を頭皮にべったりつかないように塗る技術だったり、髪を痛めないカラー技術やパーマ技術だったり、昔では不可能だった技術が現在では可能になったこともたくさんあります。
我々美容師はその進化した技術を身につけるために、夜遅くまで勉強したり、休みを使ってセミナーを受講したりと、そこにはさまざまな努力があるんです。
そうやって一生懸命身につけた技術は、以前よりも増した価値があり、料金が上がるのも当然なのです。
逆に言えば、値上げを続ける美容室は、その分スキルを磨き、より高みを目指している美容室でなくてはならないということです。
顧客の整理
美容室が値上げをするということは、それで離れていくお客様も一定数必ず出てきます。
逆にそれが美容室側の目論見だったりすることもあります。
言葉はあまりよくありませんが、増えすぎた顧客様を整理しようということです。
という思惑が込められた値上げということです。
これには双方にメリットがあり、お店側としてはより上質な顧客様が残り、顧客様側はそのお店に通い続けるかをジャッジできるチャンスが訪れるということです。
「なんとなくズルズル通ってしまった」という方には通うべきお店かを判断する良いきっかけであることは間違いありません。

まとめ
美容室の料金の値上げは、お客様にとっては負担に感じてしまうことが大部分かと思いますが、実はちょっとしたメリットもあるんです。
今までよりも上質なサービスが受けられるようになったり、最新の薬剤で施術が可能になったり、時間をかけてヘアスタイルの相談に乗ってくれるようになったりと、悪いことばかりではないんです。
本当に信頼のおける美容師さんや美容室との出会いは必ず人生を豊かにしてくれるものになります。
いつも通っている美容室が値上げをしたときは、その美容室が本当に通い続ける価値があるお店なのかを判断してみてはいかがでしょうか?
まるお