悩み解決

【セルフカラーのやり方】染め方のコツはあるの?現役美容師が教えます♪

 

こんにちは、まるおです。

 

「なかなか美容室に行けないとき」や「ちょっとだけ白髪を隠したいとき」の強い味方のセルフカラー。

自宅で簡単に染めたいときに染められるセルフカラーは非常に便利です。

 

でもちょっと待って!

 

美容師さんはあんなに簡単に塗ってるのに、自分で染めるとなんだか難しい。。

 

そんなことを感じたことがある方は少なくないと思います。

この記事では、「セルフカラーのやり方」さらに「染め方のコツ」を現役美容師が解説していきます。

 

「いつもセルフカラーが上手に染められない。。」

「これからセルフカラーに挑戦してみようと思う!」

そんな方に是非読んでいただきたいおすすめの内容になっています!

 

そもそもセルフカラーってどうなの??

 

という方は下記の記事も是非参考にされてみてください。

【市販のカラー剤は危険?】セルフカラーをおすすめしない本当の理由 こんにちは、まるおです。 カラーリングをされている方なら誰しもが経験したことがある、根元が黒く伸びる問題。 ...

 

Contents

セルフカラーのやり方

準備するもの

  • カラー剤
  • 汚れてもOKなタオル(3枚程度)
  • ヘアクリップ
  • ラップ
  • タイマー
  • 保護クリーム

タオルに関しては、肩にかけるタオル、手をふくタオル、予備のタオルと3枚くらいあると万が一のとき役立ちます。

ヘアクリップはダッカールなど髪が留められるものであればなんでもOKです。

保護クリームはワセリンでも代用可能です。

 

染める前の注意点

  • 服は被り物ではなく前開きのもので!
  • カラー剤は2本以上準備しておく!

カラー剤が塗布されたまま被り物の服を脱ごうとすると間違いなく汚れます。

セルフカラーの際は前開きの服を着て染めるようにしましょう。

 

カラー剤が途中でなくなった。。

 

なんてことがないように、量には余裕を持たせてカラー剤を準備することをおすすめします。

ロングで多毛の方は3本くらい多めに準備しておいても良いかもしれませんね。

 

セルフカラーの手順

①ブロッキング

面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が塗りやすさと仕上がりに大きく影響してきます。

左右のフロントとバック、さらにそれぞれを上下に分けて合計8ブロック程度に分ければ十分かと思います。

クリップやダッカールを使うとやりやすいです。

 

②保護クリームを塗る

フェイスラインの生え際、耳周り、首の後ろの生え際には必ず塗りましょう。

地肌が染まらないようにするのはもちろんですが、カラー剤の刺激から肌を守ってくれる効果もあるので、忘れずに塗るようにしましょう。

ワセリンやニベアなど油性のクリームであれば大丈夫です。

 

③カラーの1剤・2剤を混ぜる

しっかりと混ぜましょう。

混ぜムラがあると、染まりムラになるだけでなく、肌への刺激になったりもするので、しっかりと混ぜるようにしましょう。

なお一度混ぜた薬剤は一定時間で反応がなくなるので、1回で使い切るようにしましょう。

 

④襟足から塗る

場所によって染まりやすい部分と染まりにくい部分があります。

襟足は最も染まりにくい部分なので、先に塗ることでしっかり時間を置きしっかり染めるためです。

 

⑤バック→フロントの順で塗る

これも④と同様の考え方です。

バックの方が髪の毛が多く太いため染まりづらいです。

逆にフロント、特に顔周りの髪の毛は細く、体温も高いので染まりやすいです。

染まりにくいところから塗るようにしましょう。

 

⑥根元→毛先の順で塗る

根元は新しく生えてきた健康な毛です。

それに対し毛先の毛は何度も染めている、もしくは乾燥や摩擦などでダメージしていることが多く、薬剤の反応が早いためです。

全体の根元を塗り終えてから毛先を塗るようにしましょう。

今までまったくカラーをしたことがなく初めて染める人・すべて地毛の状態から染める人は、逆に毛先→根元の順で塗ります。

 

⑦放置する

説明書の支持に従い、染まり具合をチェックしながら時間を置きましょう。

 

⑧洗い流す

頭だけを洗うのは意外と難しいので、そのままお風呂で全身シャワーを浴びるのが手取り早いです。

ポイントはしっかりカラー剤を洗い流すこと。

シャンプーをする前に、カラー剤の色がついたお湯が出なくなるまでしっかり洗い流しましょう。

 

⑨シャンプー&トリートメント

頭皮が敏感になっている場合もあるので、頭皮は優しくシャンプーしましょう。

トリートメントをすることで、髪のコンディションを整えてくれるので忘れず行ないましょう。

 

⑩完全に乾かす

髪が濡れている状態だと、髪がダメージするのはもちろん、色がついた滴がしたたり落ちてくる危険性もゼロではありません

完全ドライ状態までしっかりと乾かすようにしましょう。

乾かす前・乾いた後には洗い流さないトリートメントも忘れずにつけるようにしましょう。

 

 

 セルフカラーの塗り方のコツ

  1. 薬剤の塗布量
  2. 地肌に塗りすぎない
  3. 室温を下げすぎない
  4. 手伝ってくれる人がいるとベスト

薬剤の塗布量

薬剤の塗布量は多く塗ると染まりやすく、少なく塗ると染まりにくくなります。

あまりにも多く塗るのはおすすめしませんが、ケチって少量しか塗らないときれいに染まらないことも多々あります。

少し多いかな?と感じるくらいしっかり塗ってちょうど良いかと思います。

 

また場所によって塗布量を変えてあげるのもおすすめです。

  • 襟足 → 多め
  • つむじ → 少なめ
  • はちまわり → 少なめ
  • もみあげ → 多め
  • ぐう部 → 少なめ

染まりにくい部分は多めに、染まりやすい部分は少なめに塗布することで、均一な染まり上がりになります。

 

地肌に塗りすぎない

白髪染めの場合は地肌から塗らないと染まりきらないこと多いですが、おしゃれ染めの場合は地肌にべったりと塗るには刺激が強すぎます。

地肌ギリギリは体温の力で薬剤の量が少なくても染まるので、過剰に地肌にべったり薬剤を塗るのはおすすめしません。

白髪染めの場合は、地肌からかなりしっかり塗らないとしっかり染まらないこともあるので注意しましょう。

 

 

室温を下げすぎない

室温が低いと薬剤の反応が鈍くなり染まりにくくなります。

ドライヤーで温めたりする必要まではありませんが、室温は適温を保つようにしましょう。

20〜30°Cの範囲内であれば十分かと思います。

 

手伝ってくれる人がいるとベスト

もし可能であれば、後ろは誰かに手伝ってもらった方が確実に良いです。

後ろは見えないし手も届かなかったりするので、無理をせず塗ってもらったり、見てもらったりと、手伝ってもらうに越したことはありません。

 

 

まとめ

自宅で簡単にできるセルフカラーですが、薬剤である以上危険が伴うものでもあります。

パッチテストや手袋着用なども忘れてはいけないポイントです。

 

まずは安全を第一に、コツさえつかんで上手に染められるようになれば、自分の染めたいときに好きなタイミングでヘアカラーをすることができるようになります。

さらに昨今のヘアカラー剤はひと昔前と比べると随分と進化し、サロンでのヘアカラーと遜色ないものも登場してきています。

 

セルフカラーと上手に付き合うことで、ヘアカラーライフをより豊かなものにしていきましょう。

この記事がセルフカラーでお困りの方の何かのお役に立てればうれしく思います。

 

まるお