こんにちは、まるおです。
美容室に行くと、必ずと言っていいほどシャンプーをしますよね?
そのシャンプーをされている時間、ふとした疑問を抱いたことはありませんか?
当たり前のように行われる美容室のシャンプーの工程ですが、実は美容師しか知らないような秘密もたくさんあるんです。
この記事では、「美容室のシャンプー中の疑問・気になること」を現役美容師が解説していきます。
シャンプー中あるあるや、知りたかったあの謎も解けるかもしれませんよ。

Contents
美容室シャンプー中あるある

美容師さんに身を委ねるしかないシャンプーの施術ですが、きっとあなたも疑問を持ったことがあるはずです。
そんな美容室シャンプーあるあるをまとめてみました。
- フェイスガーゼをかけるのは何故?
- 2回シャンプーするのは何故?
- 頭を持ち上げられる時力は抜いた方がいいの?
- 急に水圧が弱くなるのは何故?
- トリートメントをシャンプー台で施術するのは何故?
- 頭の位置はどのくらいが丁度良いの?
- 終わった後にタオルターバンをされるのは何故?
- お湯加減・力加減・かゆいところ、いつも聞かれるけど言う人いるの?
- ホットタオルをするのは何故?
- パーマの後はシャンプーしても良いの?
みなさまが1度は感じたことのある事項も多いのではないでしょうか?
もちろんお店によって細かい違いはありますが、これらの疑問点にひとつずつお答えしていこうと思います。
フェイスガーゼをかけるのは何故?
これには大きく2つの理由があります。
- お客様の顔に水滴やシャンプー剤が飛ぶのを防ぐため
- 目線が合わないようにするため → リラックスしてもらうため
シャンプーの施術中に、水滴やシャンプーの泡がお顔に飛ばないようにというのがもっとも大きな理由です。
水滴はともかく、シャンプーの泡は意外と予想しない飛び方をすることもあるので。。笑
もうひとつの理由としては、シャンプー中に目線が合わないようにするためです。
目を閉じていても見られていると落ち着かないですしね。。
フェイスガーゼはお店によってさまざまで、タオルで代用するお店や、目だけを隠すアイマスクを採用しているお店もあります。
そしてフェイスガーゼあるあるなのが、ガーゼがズレること。
これは基本美容師さんが直してくれるので、お客様自身は特に何もしなくても大丈夫です。
もちろん気になったらご自身でしていただいても構いませんが、基本美容師さんに任せっちゃって良いかと思います。
2回シャンプーするのは何故?
1回目は髪の汚れを落とし、2回目で頭皮を洗うためです。
シャンプーは汚れがあると泡立ちが悪くなり、洗浄力が落ちます。
ご自宅でのシャンプーも2度洗いをすると頭皮を清潔に保てるのでおすすめです。
頭を持ち上げられる時力は抜いた方がいいの?
これは美容師的には完全に力を抜いて頂いた方が良いです。
そんなお心遣いを頂ける方、とてもありがたいのですが、、完全に頭を預けて頂いた方が施術がしやすいんです。
逆に自分で起き上がるとシャワーと頭が離れたり、首に角度がつきすぎて、背中を濡らしてしまう恐れが出てきます。
どうぞ遠慮なく美容師さんに頭の全体重を預けて頂けると助かります。
急に水圧が弱くなるのは何故?
これを感じたことがあるあなた、なかなか鋭いですね。。
これはお店の給湯器の問題であることが多いです。
一斉に何台ものシャンプー台でお湯を出してしまうと起こる現象なのです。。
お湯が弱くなるのと同時にお湯の温度が下がることもあります。
この現象が起こったら、お店の給湯器が頑張っているのだと温かい気持ちで見守って頂けますと幸いです。
トリートメントをシャンプー台で施術するのは何故?
最近の美容室で行うトリートメントの多くが、シャンプー台でそのまま施術することメーカーさんから推奨されています。
これは席移動による時間のロスをなくすためです。
シャンプー台でトリートメント施術をされたからといって、手抜きなわけではありませんのでご安心ください。

頭の位置はどのくらいが丁度良いの?
シャンプー中にこんなことを美容師さんから言われたことのある方多いと思います。
では一体、シャンプー中に丁度良い頭の位置はどこになるんでしょう?
これは、首の生え際が首と枕との接点より上に出る位置です。
これは思っているよりも頭が上に来る位置なんです。
特にカラーやパーマなど薬剤を用いた施術時の流しにおいては、首元の薬剤が流れきらなかったり、背中を濡らしてしまうといったトラブルの可能性もあるので、「思っているより気持ち上」くらいが丁度良いでしょう。
終わった後にタオルターバンをされるのは何故?
という方も多いかと思います。
では何故タオルターバンをするのか?
これは、濡れた髪の雫が顔や服に垂れないようにするためです。
お店によっては毛先だけ包んでくれたり、クリップで留めるだけのお店もありますが、濡れた髪の雫から守るという意味では、タオルターバンがもっとも安心かと思います。
お湯加減・力加減・かゆいところ、いつも聞かれるけど言う人いるの?
「お湯加減大丈夫ですか〜?」
「かゆいところないですか〜?」
美容師さんの決まり文句のようなセリフですね。
実は割といらっしゃるんです。
というか、美容師的にはむしろ言ってもらった方が良いくらいなんです。
シャンプーの施術時間というのは、美容室で過ごす時間において完全リラックスして頂きたい時間です。
どうぞ遠慮なくお伝え頂ければと思います。
ホットタオルをするのは何故?
シャンプーも終盤に近づいてきたときに首の裏側に温かいホットタオルを入れてもらうことありますよね?
あれすごく気持ちいいんですよね。
カットやカラーなど髪を触られる美容室での施術というのは、知らず知らずに首に力が入ってしまい、肩周りや首周りが疲れてしまいがちです。
ホットタオルはその疲れを癒すためのもの、という意味合いが強いです。
ホットタオルをしてもらう時間は、どうぞ心の底からリラックスしてください。
パーマの後はシャンプーしても良いの?
これに対してはさまざまな価値観の美容師さんがいらっしゃるので、一概には言えませんが、シャンプーをしなくて済むならしない方がベター、くらいに考えておくと良いでしょう。
ただこの件に関しては、美容師さんによって本当に意見がさまざまなので、パーマや縮毛矯正の施術の際は担当の美容師さんに相談してみるのが一番良いでしょう。

まとめ
この記事で紹介した、「美容室のシャンプー中の疑問・気になること」、きっとあなたも1度は感じたことがあったのではないでしょうか?
なかなか美容師さんに直接は聞けないことなど、現役美容師の視点で解説していきました。
シャンプーは美容室の施術においてもリラックスする時間なので、存分に日々の疲れを癒してもらってくださいね♪
まるお