こんにちは、まるおです。
美容室のシャンプーを使いたい気持ちはあるんだけど、、、
毎回美容室で買わなければいけない手間、ずっと続けていくコスト、ドラッグストアで簡単に手に入る気軽さ、などから市販のシャンプーを使ってる方も多いと思います。
美容室でシャンプーを買うときは、
担当の美容師さんが髪質や状態に合ったシャンプーを選んでくれますが、
ドラッグストアなどで自分でシャンプーを選ぶときは、
何を基準に選んでいいかが分からないことがよくあると思います。
この記事では、シャンプーの選び方から、
現役の表参道美容師であるわたくしまるおが超厳選した、市販で買える5つのシャンプーをご紹介したいと思います。
美容室のシャンプーと市販のシャンプーの違いについては、こちらの記事で詳しく説明してありますので、是非ご覧ください。


Contents
シャンプーの選び方
頭皮の状態
シャンプーはもちろん髪の汚れを洗い落とすものですが、それ以上に頭皮の汚れを落とし、清潔で健康な状態に保つという役割を大きく担っています。
頭皮の状態に応じて選ぶシャンプーが変わってきます。
乾燥肌
頭皮は乾燥することにより、様々なトラブルを引き起こします。
フケやかゆみ、炎症といったトラブルは乾燥により引き起こされることが多々あります。
乾燥肌の方は、頭皮を保湿・保護してくれるタイプのシャンプーがおすすめです。
油性肌
元々油っぽい頭皮の方はもちろんですが、
過剰に皮脂を取り除きすぎて逆に油分の分泌が盛んになって油性肌となっている可能性もあります。
このタイプの方は、毛穴に詰まった皮脂の汚れをさっぱりと洗い上げてくれるシャンプーで優しく洗うのがおすすめです。
敏感肌
敏感肌の方は、洗浄力が強いものではなく、
肌に優しい成分が配合されているオーガニック系やノンシリコン系のものがおすすめです。

髪の毛の状態
ダメージ
できる限り優しく洗い上げてくれるシャンプーがおすすめです。
毛髪に優しい成分であるアミノ酸系シャンプーがベストでしょう。
くせ毛
くせ毛特有の、乾燥によるパサつきを抑えてくれるものが好ましいです。
ノンシリコン系では保湿力不足な部分もあるので、シリコン含有の方が髪のまとまりや収まりは良くなることが多いです。
多毛でふくらむ
髪がまとまりやすいよう、しっとり系のシャンプーがおすすめ。
さらさらタイプ・しっとりタイプとある場合は必ずしっとりタイプを選びましょう。
髪に重さが出ることでもまとまりやすくなるので、シリコン含有のものの方がおすすめです。
細毛でぺったんこ
こちらのタイプの方は、
過度な保湿は最大の敵、よりぺったんこになってしまいます。
しっとりタイプでなく、さらさらタイプが良いでしょう。
しかし細毛の方はダメージを受けやすいので、しっかりと内部補修をしてくれるものがおすすめです。


おすすめ市販のシャンプー5選
ディアボーテ HIMAWARI オイルインシャンプー
髪内部の「ゆがみ」を整え、素直で扱いやすい髪に導いてくれるノンシリコンシャンプー。
さらに安心のアミノ酸系シャンプー&サルフェートフリー。
(サルフェートフリー → 硫酸系界面活性剤不使用)
硫酸系界面活性剤についての詳しい説明は、こちらの記事をどうぞ。

市販で買えるシャンプーとしては最上クラスのこのシャンプー。
安心安全のノンシリコン・サルフェートフリー、その割に洗い上がりがしっとりするのは、オイル配合のオイルインシャンプーだから。
髪内部の「ゆがみ」=「うねり」を整える効果があるので、くせ毛でまとまりづらい方におすすめ。
- ボリューム&リペア → 軟毛・ボリュームが出ない方
- リッチ&リペア → 多毛・拡がる方
- 共通 → くせ毛でまとまりづらい・ダメージが気になる・頭皮や髪に優しい
いち髪 ナチュラルケアセレクト
「いち髪」のプレミアムラインとして誕生した、「いち髪ナチュラルケアセレクト」
実は「いち髪」自体もとても良いシャンプーなのですが、さすがはプレミアムラインといった仕上がりです。
まずは、とことん天然由来成分にこだわった内容成分。
天然由来成分を90%以上使用し、100%天然由来の香料のみでつくられた徹底ぶり。
地肌が敏感な方も安心して使えるシャンプーです。
こちらもノンシリコン・アミノ酸系・サルフェートフリー。
市販の中ではやや高めの価格設定ですが、こちらも市販の中では最高級の出来栄えです。
- スムース → 軽やかな指通りと滑らかな仕上がり
- モイスト → パサつく毛先もしっとりまとまる
- 共通 → 天然由来成分で敏感肌にも優しい・泡立ち良し
ボタニスト ボタニカルシャンプー
植物由来成分配合で、髪はもちろん地肌にも優しいシャンプー。
ノンシリコン・アミノ酸系の優しく洗い上げるシャンプーで、洗浄力もやや弱めの印象です。
ノンシリコンならではのきしみがやや感じられるのが残念なポイント。
そしてもうひとつ、ボタニカルシャンプーを使う上で気をつけたいことがあります。
ボタニカルシャンプーのモイストは正直あまりおすすめできません。。
モイストには「グリセリン」という保湿成分が、かなり多い割合で配合されております。
どういうことかというと、、
過度な保湿で、髪がベタベタにベトつき、ドライヤーで乾かないほど影響を及ぼす可能性があるのです。
スムースシャンプーに関しては全く問題ありません。
- スムース → 健康毛〜ダメージの少ない方で優しく洗い上げるのがおすすめ
- モイスト → ベタつく可能性有り・あまりおすすめできない
カウブランド 無添加シャンプー
圧倒的なコストパフォーマンスを誇る、頭皮や髪の毛への優しさを優先して作られたシャンプー。
地肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を配合のノンシリコンシャンプーです。
低刺激性ですが、泡立ちもよく、洗浄力も汚れを落とすには十分。
ノンシリコン故に、ロングヘアの方やダメージヘアの方は、やや洗い上がりのきしみが気になる方もいらっしゃるかもしれません。。
- さらさら → 軟毛・ボリュームが出ない方・健康毛
- しっとり → 拡がりやすい方・多毛・ダメージ毛
- 共通 → とにかく安くて優しいシャンプー

コーセーコスメポート ジュレーム アミノ
市販のシャンプーでこの価格帯では、ほぼ最強のシャンプーです。
地肌や髪に優しい18種類のアミノ酸配合、高保湿成分配合、補修効果も高くダメージ毛にも対応、ノンシリコン、なのにきしまない。
ほぼ欠点の見当たらない非常に優秀なシャンプーです。
しかしこの超優秀なジュレームアミノなんですが、、
ディープモイストに関しては、ちょっとだけ残念なことになっています。。
ディープモイストの洗浄成分の主成分である、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naが大きなネックとなっています。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは洗浄力が強く、泡立ちが良いのが特徴ですが、
皮膚刺激・タンパク質変性作用があるので、頭皮が痒くなったりする恐れがあるなど、あまりおすすめ出来ない洗浄成分です。
植物由来・天然由来のものですが、原価が安くデメリットも多いです。
モイスト&スムースがとてもバランスの良い作りなだけに、ちょっと残念です。
- モイスト&スムース → 地肌や髪に優しい・保湿補修効果・ダメージ毛対応
- ディープモイスト → 皮膚刺激成分あり・あまりおすすめできない

まとめ
すべての方にとって良いシャンプーというのはなかなか難しく、頭皮や髪の状態によってきちんとシャンプーを選んであげることがとても大切です。
「市販のシャンプーがダメで、美容室のシャンプーが良い」というのは必ずしも当てはまらない場合もあります。
そして市販のシャンプーでも良いものはたくさんあります。
この記事で紹介した5つのシャンプーは、
市販のシャンプーではトップクラスに良いものばかりです。
なかなか美容室のシャンプーに手が出ないという方も、ドラッグストアなどで気軽に買えるシャンプーなので是非試してみて下さい。
もちろん髪や肌との相性もありますので、少しでも合わない場合はすぐに使用を中止して下さい。
美容室難民ならぬ、シャンプー難民から抜け出せる方が少しでも増えてくれればうれしく思います。
- 2019年11月現在での情報になります。
- 使用感や効果は個人差があり、そのすべてを保証するものではありません。ご購入やご使用方法など、自己確認・自己責任でお願い致します。



まるお