美容室

市販のシャンプーと美容室のシャンプーの違いを【現役美容師が徹底解説!】

 

こんにちは、まるおです。

 

「美容室のシャンプーを使った方が良いんだろうけど、、市販のシャンプーを使っている。」

そんな方、多いんじゃないでしょうか?

 

ドラッグストアなどで簡単に安く手に入る市販のシャンプーと違い、美容室でしか買えない上に、何千円もする美容室のシャンプー。

購入するのにも手間がかかる上に、高コストの美容室シャンプー、一体市販で売られているシャンプーと何が違うのでしょうか?

 

この記事では美容室のシャンプーと市販のシャンプーについてまとめてみました。

  • 美容室と市販のシャンプーは何が違うの?
  • 市販のシャンプーは良くないの?

 

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Contents

美容室のシャンプーと市販のシャンプーの違い

洗浄成分の違い

シャンプーは髪や頭皮の汚れを落とすために、洗浄成分(界面活性剤)が配合されています。

美容室のシャンプーと市販のシャンプーでは、その洗浄成分(界面活性剤)に大きな違いがあります。

 

市販のシャンプー

市販のシャンプーに含まれる洗浄成分の多くが、「ラウリル硫酸Na」「ラウリル硫酸カリウム」「ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩」などの、いわゆる硫酸系界面活性剤と呼ばれるものです。

これらの硫酸系界面活性剤は、安価に科学的に製造できるため、コストを安く抑えることができます。

 

泡立ちもよく、汚れもしっかりと落ちるというメリットもあるのですが、その強い洗浄力が故に、髪の毛や頭皮を痛ませてしまうことになるのです。

その強い洗浄力によってバサバサになってしまった手触りをさらさらにするために配合されているのが、みなさんご存知のシリコンというわけです。

 

シリコンシャンプーが悪いような言い方を世間ではされていますが、もっとも悪なのは、シリコンを配合しないと良い手触りが維持できない洗浄成分が使用されていることなのです。

 

美容室のシャンプー

美容室のシャンプーの多くが、洗浄成分(界面活性剤)にアミノ酸系界面活性剤を使用しています。

このアミノ酸系界面活性剤は、天然素材由来の低刺激性で髪の毛はもちろん頭皮にも優しいものです。

 

しかしその反面、硫酸系シャンプーに比べて、「泡立ちが悪い」「洗浄力が弱い」といったデメリットもあります。

 

市販のシャンプーにもアミノ酸系のものもあったり、美容室のシャンプーなのに硫酸系のものもあったりしますので、100%というわけではありません。

 

成分の濃さ・配合量の違い

上で述べたように、市販のシャンプーでもアミノ酸系のシャンプーが存在します。

同じ成分を使っているのに何故美容室のシャンプーの方が高いのか?

それは成分の濃さ・配合量の違いに準じます。

 

どんなシャンプーにも必ず水が配合されています。

美容室のシャンプーに配合されている水の割合は3割程度、市販のシャンプーでは半分以上が水、要するに薄めて作られているということです。

さらにアミノ酸配合と謳っておきながら、実際の配合量はごく微量というものも存在します。

 

成分表の記載は基本配合量の多いものから記載しなければいけないルールです。

先頭に「ラウリル硫酸Na」などの硫酸系界面活性剤の記載があるものは要注意です。

 

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美容室のシャンプーがオススメな方

  1. 髪の毛のダメージが気になる
  2. 頭皮や肌が敏感
  3. 高くても安心できるものを使いたい

 

 

髪の毛のダメージが気になる

髪の毛の状態=髪の手触りではありません。

 

どんなに触り心地がサラサラでも、実際の髪の毛は痛んでいることはよくあります。

シリコンでコーティングされた髪の毛は確かに手触りが良いですが、髪の内部はボロボロというケースが珍しくありません。

 

ダメージが気になる方は美容室のシャンプーを使用されることをオススメします。

 

 

頭皮や肌が敏感

頭皮や肌が敏感な方は、強すぎる洗浄成分はご法度。

なるべく刺激の少ない優しいシャンプーを使うようにしましょう。

 

高くても安心できるものを使いたい

価格は安心の物差しでもあります。

高いものには高い理由があります。

 

シャンプーと言えども、安心・安全を買うと思えば、そんなに高い買い物ではなくなります。

 

 

市販のシャンプーがオススメの方

  1. 汚れをしっかりと落としたい方
  2. 髪が痛んでいない方
  3. コストを抑えたい方

 

汚れをしっかりと落としたい方

市販のシャンプーで多く使われている硫酸系界面活性剤は、洗浄力が高いというメリットがあります。

普段の生活環境やお仕事などで、
髪の毛が汚れやすい環境にある方などは、しっかりと汚れを落としてくれる洗浄力の高いシャンプーが良いでしょう。

 

髪が痛んでいない方

髪のダメージが気にならない方にとって、優しく洗う必要性は絶対ではありません

泡立ちや、しっかりとした洗い心地を優先してあげて大丈夫でしょう。

 

コストを抑えたい方

シャンプーは毎日使うもの

その毎日使うシャンプーに、どれだけ投資できるかは個人の価値観次第

決して強要するつもりはありません。

 

 

まとめ

美容室のシャンプーと市販のシャンプー、一概にどちらが良い・悪いという決めつけた言い方はできません。

美容室のシャンプーで質の悪いものもあれば、市販のシャンプーで質の良いものももちろんあります。

 

シャンプーに何を求めるか?

で様々な選び方が存在します。

 

自分が使うシャンプーによって得ることのできるメリットと、それに伴い抱えるデメリットをしっかりと把握した上でシャンプーを選んで頂きたいと思います。

 

まるお