こんにちは、まるおです。
染めても染めてもすぐに気になる白髪にお悩みの方は非常に多いです。
白髪が気になる方の多くが白髪染めをされていらしゃいます。
ただこの白髪染めも美容室に頻繁に行く必要があったり、自分で染めるのは面倒臭いしと、意外と悩みの種になっているものです。
「白髪染めをやめたい」
そう感じている人も多い反面、実際に白髪染めをやめることができた方というのはごく少数かと思います。
この記事は、そんな「白髪染めをやめたい」という方に是非ご覧頂きたい内容になっています。
白髪染めをやめるために覚えておきたいことを、現役の美容師が詳しく解説していきます!

Contents
白髪染めをやめることのメリット

白髪染めを頻繁にされている方ほど、「白髪染めをやめることで得られるメリット」は大きいです。
では一体どんなメリットがあるのでしょうか?
- 頻繁に染めなくていい
- 髪や地肌への負担が減る
- 生えてくる白髪に悩まされなくなる
頻繁に染めなくていい
美容室で染めるにしろ、自分で家で染めるにしろ、白髪染めに時間や手間はどうしても必要になってきます。
人によっては、「2週間に1回染めている」という方も少なくありません。
白髪染めをやめることで得られるものは、何より美容室に必要だった「時間」と自分で染めなくてはならない「手間」であることは間違いありません。

髪や地肌への負担が減る
白髪染めは薬剤を用いた施術である以上、少なからず髪や地肌へ負担をかけています。
白髪染めにおいて、髪が痛んだり、頭皮が荒れたり、といったトラブルは決して珍しいことではありません。
髪や頭皮の悩みがある方ほど、白髪染めをやめることで得られるメリットは大きいです。

生えてくる白髪に悩まされなくなる
ほんのちょっとでも出てくると気になってしまうのが白髪。
げんなりしてしまうことも多いでしょう。
白髪染めをやめることは、「白髪を隠すことから白髪を生かすこと」に変わります。
白髪が生えてくることを気にしなくて済む、ということはメンタル的にもとても大きい恩恵であることは間違いありません。

白髪染めをやめるために覚えておきたいこと

結論から言います。
「白髪染めをやめることはとても大変です。」
特に白髪染めを頻繁に、そして長い期間されている方ほど、その道のりは険しく難易度の高いものになります。
それは一体何故なのか?下記で詳しく解説していきます。
白髪はすぐに明るくできない
まず白髪染めをやめようとして真っ先に思い浮かぶのが「髪を明るく」すること。
ですが、白髪染めで黒く染めた髪は基本的に明るくすることはできないのです。
白髪染めの色素というのは非常に濃い色素であるため、通常のヘアカラーでは明るくすることは不可能です。
白髪染めを明るくするためにはブリーチや脱染剤を用いた特別な施術工程が必要になります。
ブリーチ・ハイライトは髪が痛む
ではブリーチや脱染剤を使えば白髪染めはきれいに明るくできるのか?
確かにただ髪を明るくするだけなら可能です、しかし思い通りのヘアカラーにできるのかと問われれば、それは非常に難易度の高い施術になります。
そしてブリーチや脱染剤は髪への負担も大きいです。
近年SNSで見かけるハイライトの施術も基本的にはブリーチを用いたものです。
ケアブリーチなど髪に優しい施術方法が誕生してきているとは言え、やはり髪にはそれなりの負担はかかってきます。

新しく生えてくるのは白髪だけではない
ブリーチが成功し、白髪を生かした明るめのヘアカラーが成功したとしても髪は伸びていきます。
そしてその髪は白髪もあれば、黒い髪も混ざって生えてくることがほとんどです。
完全に真っ白になるまでは、黒髪と白髪が混在した髪が生えてくるのです。
これはどういうことかというと、「明るい白髪染め」であったとしても根元から生えてくる髪は気になるし、ヘアカラー自体はやめることができないということです。
白髪は見方によっては年齢を感じさせることもある
これはとても良い方法ではありますが、「今まで綺麗に染まっていた白髪をいきなり染めない」ことは非常にハードルが高いです。
白髪でお悩みのすべての方が感じてらっしゃることかと思いますが、白髪は年齢を感じさせ、見方によっては老けた印象を与えてしまうことだってあります。
それが嫌で白髪染めをしていたのだから当然といえば当然でもあるのですが、この状態に耐えることができるかどうかということなのです。

結論:白髪染めを明るく染めながらすべての髪が生え変わるのを待つ
これが、僕なりの「白髪染めをやめる」ための最善策です。
さまざまなご意見をお持ちの美容師さんがいらっしゃるので、あくまでひとつの意見として捉えていただければ幸いです。
白髪染めをいきなりやめるのはあまりにハードルが高すぎます。
ブリーチを使わずに、少しずつ明るい白髪染めに移行していき、すべての髪が生え変わるのを待つ、というのがもっとも髪に負担がなく白髪染めをやめる方法だと思います。
ただこれには条件が3つあります。
- 自分で染めない
- 時間がかかる
- 我慢の時期がある
自分で染めることは、薬剤選定から塗り方・塗り分けという観点からも、白髪染めをやめようと考えている方にはおすすめできません。
是非「白髪染めをやめたい」旨を美容師さんに伝えて、美容室での施術を受けるようにしてください。
そして白髪染めをしなくて良い状態になるまでには、多くの時間を要します。
決して急がずに長い目で見ることが必要になってきます。
さらに、その期間は「白髪が染まり切っていない」「染まり方にムラがある」といった我慢の時期が必ずあります。
その3点を忘れずにいてほしいと思います。
まとめ
「白髪染めをやめる」ことは多くのメリットがある一方、今まで白髪染めをしていた方にとってはとても大変なことでもあります。
そして美容師にとっても非常に難易度の高い施術内容となります。
後悔しないためにも、是非信頼のおける美容師さんのもとで「白髪染めをやめるための施術」をされることをおすすめします。
今では、SNSなどで「白髪染めをやめる」「明るく白髪を染める」といったことに特化されている美容師さんも多くいらっしゃいます。
みなさまの白髪染めの悩みが少しでも解消されることを切に願っております。
まるお