こんにちは、まるおです。
このブログの運営者であるわたくしまるおは、キャリア15年以上の現役の美容師でもあります。
わたくしの美容師キャリアは少し変わっており、「雇われ→フリーランス→雇われ→フリーランス」という謎のキャリアを歩んできました。
新卒で入社したお店を辞めたあと一度フリーランス経験し、雇われに戻りお店の店長を務めていました。
しかし2021年の1月から自身2度目となるフリーランス美容師となったのです。
この記事では、「美容室の店長がフリーランス美容師になったらどうなるのか?」ということに焦点を当てつつ、稀有なキャリアを歩んできたわたくしまるおの実体験もお伝えできれなと思っております。
〜この記事はこんな人におすすめ〜
- フリーランス美容師になりたい人
- 今の給料に満足していない美容師さん
- 今のお店を辞めたい美容師さん

Contents
なぜ店長を辞めたのか?

現在はフリーランス美容師として活動しているわたくしまるおですが、その前は美容室の店長を務めておりました。
店長と言っても雇われですし、店長より上の役職も存在したので実質お店のトップではありませんでした。
では、なぜ店長を辞めてフリーランス美容師になったのか?
理由は大きく2つあります。
まずひとつはシャンプーなどのすべての施術を自分で行いたかったからです。
マンツーマンでお客様に対応したかった、というのが一番大きな理由です。
そして歩合制という美容室の給与形態上、マンツーマンでは売上の限界が見え、それに伴う収入の確保が難しいというのがふたつめの理由です。
要するに、
ということです。
そんなこんなで自分は店長という肩書きを捨てて、自身2度目のフリーランス美容師になったのです。
過去に「フリーランス美容師から雇われ店長になったら?」という記事も書いていますのでそちらも是非ご覧くださいませ。

美容室店長がフリーランス美容師になったら

2021年1月から再びフリーランス美容師として活動しているわけなのですが、実際のところどう変わったのか?を解説していきます。
お客様ひとりひとりにじっくり対応できるようになった
普通の美容室ではお客様のかけ持ちがあったりしますが、フリーランス美容師はマンツーマン対応ですべての施術を自らが行います。
今まで以上にひとりひとりのお客様にじっくり向き合えるようになりました。
お客様をかけ持ちしての同時施術はどうしても他のスタッフに任せることになるため、自分の技術を120%提供しているとは言い難いのが事実です。
もっと言えば、自分の売上・お店の利益のためにお客様に負担を強いている、という見方もできます。
自分にはそんな働き方がどうしても受け入れられなかったのです。
もちろん次の予約のお客様対応があるため、どれだけでも時間をかけられるわけではありませんが、時間管理も含めて目の前のお客様に全力投球できるようになったことは、求めていたとは言え本当に喜ばしいことです。
時間の使い方の幅が拡がった
多くのフリーランス美容師さんが当てはまるかと思うのですが、予約が入っている時間のみ出勤してあとは自宅待機。
この自由さはフリーランスの醍醐味なのですが、わたくしまるおは予約が入っていようがいまいが基本毎日朝から夜までサロンに出勤させてもらっています。
ある程度規則正しいワークスタイルの方が自分に合っているのと、お客様からの急な予約にも対応できるようにするためです。
もちろんヘルプなどする必要はないので、手が空いている時間は売上管理をしたりブログを書いたりなど、やること盛りだくさんです。
普通のお店では、特に店長ともなれば手が空いていても自分のことよりお店のことをやらなくてはいけないので、そういった意味ではお客様対応以外の時間が非常に有益に使えるようになりました。

売上はやや下降・報酬は約2倍
一番気になる部分は売上と報酬ですよね?笑
ざっくり言うと、「売上は減ったが報酬は増えた」です。
売上に関して言えばマンツーマンで対応している以上、1日にできるお客様の人数には限りがあります。
アシスタントなど誰かの手を借りていた時よりも売上が下がるのは妥当といえば妥当な結果です。
とは言え売上が激減、、というわけではないので、変わらず来て頂けるお客様には本当に感謝です。
そして報酬はというと、、店長時代のほぼ2倍になりました。
売上ベースなので3倍近い月などもありますが、おおむね2倍をキープしている感じです。
って思っちゃいますよね。
まああくまで報酬であって、カラー剤などの材料費なども自分で捻出するので一概には言えませんが、それでも自分が手にする収入が大幅にアップしたことは事実です。
まとめ
美容師さんがフリーランスとして働くのはもはや珍しくも何ともなく、これからもっと増えていくでしょう。
自由度や収入面でのメリットは確かにありますが、怪我や病気になれば保障はなしというデメリットもあります。
わたくしは雇われもフリーランスも経験し、またどちらへの転身も経験しています。
どちらが良い・悪いはありませんし、最終的にはどんな美容師ライフを送りたいのか?ということが非常に大事になります。
この記事を読んで、これからの自分の美容師ライフに迷っている方、新しい美容師ライフを歩みたい方の何かのお役に立てれば幸いです。
まるお