こんにちは、まるおです。
様々な業界で多様化する経営形態、雇用形態。
美容業界においても、例外ではありません。
そしてそれらが及ぼす影響は、美容師本人達のものだけではありません。
どのような働き方で美容師が働いているのか?
これは美容室に来店されるお客様にも、以外と密接に関わっています。
そんな切り口からお話を進めていきたいと思います。

Contents
美容室の経営形態・美容師の雇用形態
美容室の経営形態
- 個人経営
- 複数店舗運営
- フリーランスサロン
大きく分けると上記3つに分類されると思います。
個人経営
オーナーが現場に立ち続けていることがほとんど。
もしくはその後継者。
良くも悪くもオーナーのさじ加減でお店の雰囲気が様変わりします。
少人数規模がほとんどなので、オーナーの機嫌が絶対的支配力を持ちます。
その反面、組織に属するのが苦手な人間が伸び伸び働いているケースも多いです。
こんな人にオススメ
- アットホームな雰囲気が好きな人
- 美容師さんとの距離感が近いことを求める方
複数店舗経営
店舗の規模は小さいお店から大きいお店まで様々ですが、
役職がかなり細分化されているケースがほとんどです。
ディレクター、マネージャー、店長、副店長、チーフ、サブチーフetc…
基本的には売り上げが高い人間ほど、上の役職に登っていきます。
昇進を求める、上昇志向が強い美容師さんが多いです。
ストイックさのあまり、お客さんへの当たりが強くなることも。
組織化が進んでいるので、教育的な観点からすると抜群に良いです。
スタッフ力が高く、接客も丁寧。
ややマニュアル的な空気感は否めませんが。
技術力は美容師さんによりますが、大ハズレはありません。
こんな人にオススメ
- きちんと教養のある美容師さんに担当してほしい方
- 美容師さんより美容室優先の方
- 企業感が好きな人
フリーランスサロン
ここ数年とても多くなってきています。
フリーランスサロンといってもその形態は様々。
後ほど雇用形態の項目でも詳しく説明しますが、
業務委託サロン、シェアサロン、完全なフリーランスサロンと色々な形の美容室が存在します。
このタイプの美容室はお店としてのオペレーションはほぼ皆無です。
中にはレセプションを雇用しているサロンもチラホラありますが、ほぼ個人個人が独立している状態です。
美容室に行くというより、担当者の元へ行く
という概念の方が正しいかもしれません。
何を隠そう、わたくしまるおもフリーランスサロンでの勤務経験有りです。
わりと長い期間働いてました。
こんな人にオススメ
- 担当の美容師さん以外の人は別にどうでもいいという方
- 堅苦しい空間が苦手な方
美容師の雇用形態
正社員・パート
一般的な企業と同じですね。
世間一般で認識されている美容師さんのイメージそのままです。
拘束時間が長い、上下関係が厳しい、アシスタント時代は給料が安い、大変そうetc…
ほぼ当てはまります。
しかし、現在はそれらの悪しき習慣を改善されている素晴らしいサロンもたくさん登場しております。
美容業界的にもとても良いことだと思います。
業務委託
集客は会社で頑張ってお客さんをたくさん呼び込むので、それらのお客さんを担当してください。
「スーパー低料金で。」
というのがいわゆる業務委託。
経営者は美容師ではなく、他業種から美容業界に参入した人が多いです。
労働力を対価に売り上げを上げるビジネスモデルです。
いわゆる薄利多売。
低料金のためびっくりするくらいの数のお客様が来店されます。
美容師はそれをただただこなす。
こちらは売り上げの何%歩合という報酬が多いので、美容師さんも稼ごうと必死です。
単価が安いため数をこなさなければならないので、短時間で施術を終わらされる。
単価の高いトリートメントの提案がしつこい、などの懸念があります。
何だか悪いことばかり書いてしまい恐縮です。。
業務委託とは読んで字のごとく、業務を委託してもらう。
実力のある美容師さんならいくらでも自分で仕事をとれるので、他から委託される必要なんてないんです。
フリーランス
上の業務委託と似ていますが、決定的に異なるのが、お客様は自分の顧客様という点です。
いわゆる面貸しなどもこの形態の一種です。
場所を借りてお客様を施術し、そのうちの何%を報酬でもらう。
フリーランスのメリットは何と言っても、拘束時間などが存在しないため、時間を自由に扱えるといった点です。
独立するリスクをとらず、報酬の部分でも圧倒的に稼げます。
フリーランスで美容師ができる人は売り上げがある人、美容師以外の収入がある人に限られます。
個人力の極みですね。
独立前の資金稼ぎの人も多いです。
アシスタントを雇っていない限り、自分ひとりでお客様をこなすので、1日に出来る人数は限られます。
美容室を探す上で、お客様には直接は関係なさそうな知識ですが、
知っておくと「あー、なるほどね」という場面に遭遇する事があるかもです。
まあ最後は美容師さんの技術と人柄なのは間違いないです。
ではまた。
まるお