ミリタリーウェアには、シェルとライナーを着脱できるものが多く存在します。
温かい場所ではシェルのみで着用してり、シェルとライナーを組み合わせることで寒冷地でも対応できたり、さすがミリタリーウェアともあってその汎用性は非常に高いです。
近年のファッションにおいても、ミリタリーウェアをシティユースとして使用されたり、有名ブランドがミリタリーウェアをサンプリングしたりと、ミリタリー人気が高まっています。
ミリタリーのライナーのみをアウターとして着用されている方も多く見受けられます。
ミリタリーのライナーには女性でも着れるような可愛いデザインのものが多いですが、その中でも最高に可愛いのが【US ARMY M-47パイルライナー】(以下M-47ライナー)です。
この記事では、そんなM-47ライナーについて解説していきます。
US ARMY M-47パイルライナーとは?
アメリカ軍で1940年代に採用されていたM-47パーカーと呼ばれるものがあります。
こちらはM-65の前身であるM-51の前身にあたるものになります。
オーバーコートパーカーとしては、ライナー着脱式の最初のモデルでもあり、歴史を感じる1着でもあります。
かなり古い年代のアイテムになるので、m-47パーカーはもちろん、こちらのライナーもなかなかお目にかかれることが少なくなってきたヴィンテージアイテムです。
US ARMY M-47パイルライナー
実際に自分が所有するM-47ライナーを紹介していきます。
しっかりと着丈が取られたロング丈のシルエットになります。
切り返しの色味がとても可愛く、ライナーとして使うにはもったいないくらいのデザイン性を誇ります。
生地感
しっかりとした厚みのあるウールパイル素材になっており、着用時もとても温かいです。
袖の茶色い切り返し部分はフェルト地になっており、さらに袖先も切り返しになっていて、こちらはウールニットの素材になっています。
本体に取り付けるためのボタンアジャスターが付いています。
フード
フード部分もしっかりとウールパイル素材になっており、主張のある立体的なフードになっています。
内側
内側もしっかりウールパイルの素材になっており、もはやアウターと言っても十分なくらいにしっかりとした作りになっています。
サイズ
自分が所有しているのはLサイズになります。
あくまでライナーなので、単品でアウターとして着るにはややタイト目な作りの印象を受けます。
着用画
outer : US ARMY M-47 パイルライナー
jacket : Patagonia ダウンセーター
pants : Uniqro
shoes : Vans オーセンティック
172cm54kg痩せ型の自分が実際に着用してみました。
インナーにはパタゴニアのダウンセーターを着ていますが、特に窮屈な感じもなく、アウターとしても問題なく着れます。
厚手ではあるものの、特に袖部分は風を通しやすいので、真冬の着用の際はインナーダウンやしっかりとしたマフラーを巻くなどが必要かと思います。
自分はミリタリーのアウターアイテムはMでもオーバーサイズ気味になることが多いのですが、こちらのライナーはアウターとしてはLでちょうど良い感じです。
ちなみに、ライナー単品としてはまあまあな重さがあるアイテムなので、シェルと組み合わせての着用はなかなかの重量感になるかと思われます。
まとめ
M-47ライナーはそのデザイン性や色味の可愛さからとても人気のあるミリタリーアイテムのひとつです。
しっかりと厚みのある素材感からアウターとしての着用も可能です。
古い年代のアイテムのため、年々枯渇と高騰が進んでいるアイテムになります。
クリーム色と切り返しの色味の配色は女性が着てもとても魅力的だと思います。
まるお