同じヴィンテージでも、国が変わればその雰囲気も様々です。
フランスのヴィンテージはそのお国柄か、どこか上品なエッセンスを含んでいることが多い印象があります。
今回はそんなフレンチヴィンテージの定番である、アドルフラフォンのカバーオールを紹介していきます。
アドルフラフォン・カバーオールとは?
アドフルラフォン社は1844年に始まったワークブランドで、フランスの老舗ブランドとして有名です。
特に古いヴィンテージ物は大変人気があり、古着市場でもアドルフラフォンのものは高騰が続いています。
カバーオールはシャツジャケットのような型をしており、作業時に着用されるいわゆるワークウェアとして古くから愛されているアイテムです。
その素材もコットンツイルのものからヘリンボーツイル、モールスキンのものまで様々なものがあります。
ワークウェアでありながら、どこか上品な佇まいなのでカジュアルシーンだけでなくドレス感のある着こなしにもマッチしてくれるとても優秀なアイテムです。
アドルフラフォン・カバーオール
実際に自分が所有するアドルフラフォン社のコットンツイルカバーオールを紹介していきます。
全体シルエット
シャツジャケットのような形をしており、デニムジャケットのように着丈が短くないので幅広いコーディネートに合わせることができます。
素材感
しっかりと織られたコットンツイルで、古い年代特有のガサっとした質感で、経年変化がとても魅力的な生地感です。
しっかりした作りの割に厚手というわけではないので、春や秋にさらっとした羽織りものにぴったりかと思います。
襟
フレンチワーク特有の丸みを帯びた襟が特徴的です。
この襟の形状も年代やブランドによって変わってきますが、個人的にはこの丸い曲線の襟が可愛くて好きです。
ボタン
フロントにボタンが5つ付きます。
1番上だけ留めて着ると、特徴的な襟のシルエットがより引き立ちます。
ポケット
前面の胸にひとつ、両サイドにそれぞれひとつずつ、計3つポケットがあり、さすがはワークウェアといった収納力です。
内ポケット
さらに内側にもポケットが付けられており、財布などを入れるのに大変重宝します。
タグ
内ポケットにアドルフラフォンのタグが付けられており、こちらのタグから1960〜70年代のものと判別することができます。
サイズ
サイズは54とかなり大きめのサイズ感になります。
恐らくXL程度の大きさがあるかと思われます。
インナーにニットやスウェットを挟んでも余裕で着ることができます。
着用画
jacket : アドルフラフォン コットンツイル カバーオール
tops : ヴィンテージ
pants : フランス軍 M64 カーゴパンツ
shoes : ドイツ軍 ジャーマントレーナー
172cm54kg痩せ型の自分が実際に着用してみました。
写真ではインナーにロンTを着ていますが、かなりゆとりのあるサイズ感なのでもっと分厚いものをインナーに挟んでもまったく問題ないサイズ感です。
冬にニットなんかを挟んだコーデもとても可愛いと思います。
インクブルーの鮮やかな発色は、デニムとはまた違った魅力がありますね。
まとめ
ユーロ系のアイテムを取り扱う古着屋さんに行けば大抵見つかるカバーオール。
モールスキンのものなると高額になりなかなか手を出しづらいですが、コットンツイルのものなら意外と安価で入手できたりします。
とは言え、アドルフラフォンはとても人気のあるブランドで、ブランドにこだわるとなかなか納得のいく個体と巡り会うのが難しかったりします。
1着持っておくと、カジュアルながらも上品な着こなしが可能になりコーディネートの幅がとても広がるおすすめのフレンチヴィンテージです。
まるお