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デニム

もう立派なヴィンテージ?【levi’s 501 赤耳80s】今買うべき古着!

 

リーバイスのヴィンテージデニムと言えば501xx、BIG E、66前期など様々なモデルが存在しますが、「ヴィンテージと呼べるモデルは66前期まで」というのが一般的な認識かと思います。

こちらに関しては以下の記事でも詳しく解説してますので、よろしければご覧くださいませ。

 

最後のヴィンテージデニム【リーバイス501 66前期】購入レビュー ヴィンテージデニムに興味を持った方が、恐らく最初にたどり着くであろうヴィンテージが「リーバイス501 66前期」だと思います。...

 

66前期と言えば1970年代のモデルですが、「もはや1980年代のモデルもヴィンテージと呼べるんじゃないか?」そんな声もチラホラと聞こえてくるようになりました。

現代においての新たなヴィンテージ枠デニム、それが「501赤耳」です。

ヴィンテージと呼べるかどうかについてはさまざまな論争があるかと思いますが、この記事ではそんな「1980年代の501赤耳」について解説していきたいと思います。

 

501赤耳とは?

1980年代までのリーバイスの501には赤耳と呼ばれるセルヴィッジが付いており、1980〜1986年までのモデルを「501赤耳」と呼びます。

それ以前のものは「66後期」と呼ばれますが、見分け方としては内タグの収縮率が8%だと66後期、10%だと赤耳と分類されます。

1986年以降の501にはセルヴィッジは付かず、脇割りと呼ばれる仕様に変わります。

 

  • 501XX(革パッチ)「1886〜1954年頃」
  • 501XX(紙パッチ)「1955〜1966年頃」
  • 501 BIGE「1966〜1973年頃」
  • 501 66前期(66single)「1973〜1976年頃」
  • 501 66後期(66chain)「1976〜1979年頃」
  • 501赤耳「1979〜1986年頃」
  • 501 USA製「1986〜2003年」

 

リーバイスヴィンテージデニムの分類として、はっきりとした縦落ちが見られる「66前期」までをヴィンテージと定義することが多いですが、「赤耳」もすでに40年近くが経つことと今には見られないディティールを有していることから「赤耳」もヴィンテージとして認められるような傾向にあります。

501赤耳

全体シルエット

501なので基本的にはストレートですが、この年代のものはXX期やBIG E期に比べると幾分細めのシルエットになっています。

ねじれがヴィンテージ然としていてとてもかっこいいです。

 

ボタン裏

ボタン裏刻印は524になります。

これは製造工場を記したもので、「524」はヴィンテージ時代は「6」でエルパソ工場で作られたものになります。

「6」は66モデルで有名で、それに伴い「524」も人気が高いボタン裏刻印ですね。

 

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パッチ

残念ながらパッチは購入時にすでに欠損しておりました。

サイズは内タグから読み取ることにしましょう。

 

内タグ

かなり印字が薄くなっていて読み取りづらいですが、「3 2 524」の記載があるので、「82年 3月 524工場製造」の個体であることが分かります。

サイズは右上部端に記載があり、31の記載があります。

 

裏面には収縮率を表す10%の記載があるので赤耳モデル確定となります。

 

セルヴィッジ

こちらがセルヴィッジと呼ばれるいわゆる赤耳になります。

現在のモデルは脇割りになっており、最後のセルヴィッジが付くモデルであることから赤耳と呼ばれるようになりました。

 

赤タブ

消えかかっていますが、スモールeとなります。

 

閂(かんぬき)

黒糸バータックによるカンヌキ止めになり、通称クロカンと呼ばれます。

1984年以降のいわゆる「赤耳後期」と呼ばれるモデルになると、この部分が金糸バータックになります。

 

色落ち

かなり穿き込まれた状態の古着を購入したので、淡いブルーまで色落ちしています。

やや茶色味を含んだ色合いで、ペンキ跡もあったのでリアルワークに使われていたのかもしれませんが、ヒゲもうっすらとありとても味のある良い雰囲気の色落ちです。

 

ダメージ

いわゆる股擦れと呼ばれるダメージがかなり広範囲に渡ってありました。

そのまま着用するとダメージがかなり深刻になりそうだったので、着用前に股部分はリペアをすることにしました。

写真はリペア跡のものですが、とても綺麗に仕上げていただきました。

 

膝あたりにもダメージがあり、穴が空いていましたがこれはこれとしていい雰囲気だったのでこの部分は特にリペアはしませんでした。

もっと穴が大きくなってきたら考えようと思います。

 

着用画

shirts : brent パジャマシャツ 60s
tops : hanes ビーフィーTシャツ長袖
pants : levi’s 501 赤耳 80s
shoes : converse ジャックパーセル

172cm54kg痩せ型の自分がサイズ31を着用してみました。

普段ジーンズは30か31を穿くのでマイサイズで、レングスもジャストで穿くことができる個体だったので、買わない選択肢はなかったですね。

ワンロールした時に覗く耳がやっぱりかっこいいです。

ダメージありの淡い色のジーンズはグランジコーデにマストなアイテムなので、1本持っておくと本当に頼もしい存在です。

個人的にも赤耳は、あまり気取らずに穿けるヴィンテージすぎないジーンズとしてとても愛着のある1本です。

 

まとめ

少し前まではレギュラー古着として安価に購入できた赤耳も、今となっては状態のいいものはかなりの金額まで高騰してしまいました。

ダメージのあるものや色落ちが進んだものはまだ異常な高騰はしていませんが、それでも以前と比べると見つかりにくく価格も高くなりました。

赤耳は今後間違いなくヴィンテージデニムと呼ばれるモデルになると思われるので、今のうちにゲットしておいた方が良さそうな1本です。

 

まるお