デニムジャケットはそのカッコ良さとは裏腹に、快適に着用できるシーズンは実はそんなに長くありません。
春や秋の羽織りものとしては大活躍してくれますが、気温が上がると暑くなりやすく、逆に寒くなると防寒性があまり高くないため、インナーとしての着用や中に着こまない限りその着用時期は非常に短いです。
そんな時に出番なのが、「ブランケット付きのデニムジャケット」です。
通常のデニムジャケットとは比べ物にならないくらいに温かいこのアイテムは、デニムラバーにとって最高の冬のアイテムのひとつです。
この記事では、実際に自分が所有するブランケット付きデニムジャケットの「リーバイス 70506-0316 80s」を紹介していきます。
リーバイス 70506-0316 とは?
リーバイスのデニムジャケットはその年代によってファースト(506XX)、セカンド(507XX)、サード(557XX)、フォース(70505)と別れており、70506はフォースの後継モデルとなり、1980〜1990年代のモデルになります。
ブランケット付きモデルの正式な品番は「70505 0316」となり、0316の部分がブランケット付きのモデルであることを示しています。
また、それぞれのモデルでブランケット付きモデルが存在します。
リーバイス 70506 80s
全体シルエット
557XXまでは極端に着丈が短いモデルとして知られており、70505以降はその着丈がやや長くなったと言われていますが、こちらの個体は年代の割には割と着丈が短いモデルかと思います。
紙タグ
紙タグには品番である「70506 0316」が記載されています。
サイズは48となり、かなり大きめのサイズ感になります。
とは言えブランケット付きのモデルになるので、ブランケット無しのモデルの同じサイズのモデルよりも着用感は小さめかと思います。
素材感
1980年代のデニムになるので、この年代らしいのぺっとしたマダラな色落ちをしています。
フロントポケット
胸ポケットが2つと、このモデルから70505までは存在しなかったハンドポケットが付くようになりました。
デザイン的には否定的な意見が目立ちますが、実用性が非常に高いディティールなことは間違いありません。
内側
内側にはしっかりとブランケットが付いており、デニムジャケットとは思えないくらいに温かいです。
赤タブ
赤タブはスモールeになります。
内タグ
内タグは2枚重ねになっており、この白いタグは80年代に使われていたものになります。
70506 0316の記載の上に小さく「076 527」という記載があることから、工場番号527、製造年月は86年7月に作られたものになります。
トップボタン裏
傷があり見えにくいですが、527の刻印が確認できます。
これは内タグにも記載してありますが、製造された工場番号になります。
サイドアジャスター
サイドアジャスターでウエスト幅の調整が可能です。
着用画
jacket : Levi’s 70506-0316 80s
tops : Uniqro
pants : Uniqro
shoes : Vans Authentic
172cm54kg痩せ型の自分がサイズ48を実際に着用してみました。
かなり余裕のあるサイズ感で、厚手のスウェットやパーカーを着ても問題ないサイズ感になります。
このくらい着込めば冬でも着用可能になります。
また着丈も短いので、大きめのサイズ感でもバランスが悪くなりません。
まとめ
意外と知られていないブランケット付きのデニムジャケット。
流石にファーストやセカンドのブランケット付きモデルとなると金額が大変なことになりますが、、70505や70506くらいの年代のものであればまだまだ手が届く金額のものも古着屋さんに行けばまだ出会えます。
冬にアウターとしてデニムジャケットを着たい時には、ブランケット付きモデルが大活躍してくれるはずです。
デニムが好きな方は1着持っておいて損はないかと思います。
まるお