誰でも1度は目にしたことがあるであろう「パタゴニア クラシックレトロXジャケット」(以下レトロXジャケット)。
冬の定番アイテムであり、長きに渡り愛されてきたパタゴニアの名作でありもっとも有名なアイテムのひとつです。
この記事では、そんなレトロXジャケットについて詳しく解説していきます!
パタゴニア クラシックレトロXジャケットとは?
レトロXジャケットはパタゴニアのフリースジャケットになります。
モコモコとした生地感が特徴で、時代や男女を問わず愛され続けているパタゴニアの代表的アイテムのひとつです。
パタゴニアはフリースジャケットの生みの親とも言われ、様々な種類のフリースジャケットをリリースしていますが、その中でも1、2を争うのがレトロXジャケットです。
フリースジャケットは高い保温性を有しながら、防風性が低いという弱点を持っていました。
そこでフリースジャケットに防風フィルムを搭載するという画期的なモデルを作り出しました。
それが1993年にデビューした「レトロXジャケット」というわけです。
そして1998年にアイコンでもある左ポケットが追加され、さらに2006年にクラシックの名を冠した「クラシックレトロXジャケット」となるわけです。
今なおパタゴニアの看板アイテムとして高い人気を誇っています。
クラシックレトロXジャケット
自分が所有しているレトロXジャケットを紹介しながら、そのディティールを解説していきます。
カラーは定番のナチュラルです。
全体シルエット
全体的なシルエットの特徴としてはやや袖丈が長いシルエットになります。
サイズを上げるとこの袖丈も長くなるので、購入する際はこの袖丈というのもひとつポイントになるかと思います。
身幅や着丈に対しアームホールがやや太めなので、非常に動かしやすく中に着込んでも腕周りのもたつきがあまりありません。
生地感
レトロXジャケットのアイコンとも言うべきモコモコのフリース生地がとても可愛いです。
男女問わず人気が高いのも頷けます。
色によっで雰囲気が変わってくるので、何色も揃えたくなりますね。
経年と共にフリースが潰れやすいので、古着で購入する際は注意しましょう。
襟
襟はスタンドカラーで自立しており、ジッパーを開いて着る時は、襟を折って寝かせて着ることもできます。
襟の特徴として、フロントに向かって低くなっており、首やあごが擦れずに快適に着用することができます。
袖
袖はパイピングと呼ばれる作りになっており、しっかりと風邪の侵入を防いでくれます。
レトロXジャケットの袖はやや長めの作りですが、この袖口のおかげで袖が邪魔になることがあまりありません。
胸ポケット
こちらもレトロXジャケットと言えばなディティールです。
こちらもさまざまなカラーがあり、年代によっても色が微妙に違ったりする為、何色も欲しくなっちゃいます。
ハンドポケット
腰部分には両サイドにハンドポケットが付いています。
内側
内側はポリエステル素材ですが、この裏地と表地のフリースの間に防風フィルムが挟んであるため、防風性を得ることができています。
防風フィルムが入っている為、フリース特有の柔らかい着心地というよりは、フリースジャケットにしてはやや硬めの着心地に感じるかと思います。
サイズタグ
サイズはXLになります。
内タグ
内タグには製品番号と年代を表す「STY23056FA21」の記載があります。
FA21で2021年秋製ということが読み取れます。
古いオールドパタゴニアではこの読み取りが問われる場合もあるので、覚えておくと良いでしょう。
着用画
outer : patagonia classic retrox jacket
jacket : uniqro +J
pants : uniqro
shoes : converse jack percell
172cm54kg痩せ型の自分がサイズXLを着用してみました。
ジャストで着ようとするとSサイズになるので、かなりオーバーサイズで着用しています。
内側にはユニクロ+Jのインナーダウンを着ています。
インナーにしっかり着込んでも大丈夫なようにこのサイズを選んでいますが、着方によってもサイズ選びは変わってきますので、どんな着方がしたいかを予め想定しておくと失敗が少ないと思います。
ちなみに個人的にですが、レトロXジャケットは見た目のモコモコに反し、ダウンジャケットなどの冬のヘビーアウターほどの暖かさは感じれません。
とは言え中にある程度着込めば真冬でも着れますが、その見た目ほどの暖かさは正直感じれないことが個人的には多いので、真冬のアウターとして選ばれる方は一意見として参考にして頂けると幸いです。
自分は真冬はインナーダウン無しだとちょっと寒さがきついです。
まとめ
パタゴニアの定番であり名作のレトロXジャケット、一時期は芸能人の着用がフィーチャーされ大人気となり、真夏に買わないと手に入らないという時もありました。
新作はもちろん、古着でしか手に入らないような希少カラーもあるので、是非自分にとってお気に入りの1着を見つけてみてください。
まるお