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ミリタリー

着るならやっぱりリアルミリタリー!【US ARMY MA-1 flight jacket】軍実物の見分け方も!

 

フライトジャケットと言えばな、「US ARMY MA-1 flight jacket」(以下MA-1)。

多くのブランドからサンプリングされ、ファッションシーンにおける定番アイテムとして定着していますが、元を辿ればMA-1もれっきとしたミリタリーウェア。

数年に一度大きなブームがやってくるMA-1ですが、古着ファン・ミリタリー好きなら是非持っておきたいアメリカ軍実物のMA-1を紹介していきます。


US ARMY MA-1 flight jacketとは?

MA-1は1950年代から約20年に渡りアメリカ軍で採用されたフライトジャケットになります。

完成されたデザインと高い機能性を有したMA-1は軍実物品だけでなく民間品も多く作られており、今ではたくさんのアパレルブランドがMA-1を制作・販売するなど知らない人はいないほどメジャーなものになりました。

映画レオンでマチルダが着用していたことでも有名で、ブームはあれども廃れることはない永遠の定番ジャケットとして時代を超えてたくさんの人に愛されています。

 

一方、様々なアパレルブランドから販売されているMA-1は現代風にアレンジしてあることが多く、良くも悪くも洗練されすぎている印象があります。

それに対して軍実物のMA-1は無骨なシルエットでありながらクラシックな雰囲気が満載なので、古着やミリタリーが好きな方は興味がある方は是非とも本物を体感してほしいです。

とは言え、軍実物のMA-1は枯渇と高騰が進みなかなか手に入りづらくなってきているミリタリーアイテムのひとつです。

 

実物にこだわりたいけど探すのが大変。。

 

という方は、ヴィンテージを忠実に再現するレプリカブランドのMA-1はかなり再現度が高いのでそちらもあわせてチェックしてみると良いでしょう。


では、実際に自分が所有するアメリカ軍実物のMA-1を紹介していきます。

 

US ARMY MA-1 flight jacket

全体シルエット

MA-1と言えばな、極端に丈の短いシルエット。

そして前見頃よりも後ろ見頃の方がより丈が短く作られています。

これはフライトジャケットの特性として、パイロットが狭いコクピットに座った時に邪魔にならないよう後ろ見頃の丈が短めに作られているのです。

アパレルブランドがサンプリングしたMA-1はファッションとしてコーディネートが組みやすいように、この丈感がやや長めに作られていることが多いです。

 

素材感

表面はナイロンで作られており、寒冷地での着用を想定して中綿がたっぷりと詰められています。

中綿の中身は年代によってウール製のものとポリエステル製のものがあります。

実物のMA-1は着用していてとても暖かく、アパレルブランドや民間品のものとは防寒製が全く異なります。

 

色味

実物のMA-1はセージグリーンのみとなります。

街で見かけるグレーやブラックのMA-1は全てアパレルブランドや民間品のいわゆるレプリカ物となります。

 

フロントポケット

左右にそれぞれボタン付きのポケットが付属します。

1970年代以降のものはフラップが付くようになります。

ポケットの中は手を温められるような素材になっています。

 

ミルスペック

フロントポケットの内側にミルスペックと呼ばれる実際にアメリカ軍に支給されたものを証明するものがあります。

ここには契約番号やサイズ、年代が記載されており、ここが実物かどうかを見分けるポイントにもなります。

 

軍実物のMA-1には必ず「MIL-J-8279」の表記があります。

その後にはA〜Fのアルファベットが年代ごとに付けられています。

自分が所有している個体にはDが付いており、1965年製のアルファインダストリー製のものになります。

ちなみにアルファインダストリーは現在でもMA-1を民間品として製作・販売を続けています。

 

実物かの見分け方として、「MIL-J-8279」以外の数字で「MIL-◯-◯◯◯◯」と書かれていればそれはレプリカとなります。

また「MADE IN USA」と書かれているものも同じくレプリカとなります。

 

裏地

1960〜1970年代のものは裏地がオレンジ色のものになります。

これは海で漂流した時など、裏返して着ることで発見されやすく救助されやすくするためのものです。

このディティールはレプリカでも取り入れられていることが多いです。

ちなみに1950年代のものは裏地がグレーになり、より希少なアイテムとなります。

 

リブ

首・裾・袖にはそれぞれリブ仕様になっており、風の侵入を防ぐような作りになっています。

実物のMA-1は新しくても50年近く前のものになるので、このリブ部分はダメージがある個体が多いです。

自分が所有しているものは袖部分のリブがリペアされていますが、裾には虫食いのような穴がいくつか空いています。

 

ジッパー

リバーシブルで着れるようにフロントジッパーはダブルジップになっています。

 

シガレットポケット

左腕にはシガレットポケットとペンケースが配されています。

 

着用画

jacket : US ARMY MA-1 flight jacket 60’s
tops : Hanes Beefy T-shirt
pants : US ARMY 45khaki chino pants 40’s
shoes : New Ballance m992


172cm54kg痩せ型の自分がlargeサイズを実際に着用してみました。

かなりゆとりがあるので、厚手のパーカーやスウェットも問題なく着れます。

軍実物のMA-1は着丈がかなり短いので、大きめで着てもおかしな感じにはなりませんが、インナーの着丈とのバランスなどはコーディネートがやや難しいです。

この辺を気にされる方はレプリカの方がファッション的には合わせやすいと思います。

まとめ

アメリカ軍実物のMA-1は意外にも年代が古いもののため、コンディションの良い個体はなかなか出会えなくなってきています。

そして個体数の減少に伴い古着屋さんでの相場もかなり上がっており、れっきとしたヴィンテージと呼ばれるものになっています。

軍実物のMA-1は着ていてとても暖かく、それまでレプリカしか着ていなかった自分もその防寒製にとても驚きました。

デザイン・機能性と完璧なフライトジャケットのアメリカ軍実物のMA-1に是非袖を通してみてください。

 

まるお