ミリタリーといえばアメリカ軍やフランス軍が人気ですが、実は近年非常に人気が高くなっている国がスウェーデン軍です。
そんなスウェーデン軍のアイテムの中でも、特に大きな人気を集めているのが「M-90コールドウェザーパーカー」(以下M-90パーカー)です。
既に枯渇と高騰化が進んでおり、状態の良いものやデッドストックのものはかなり高額になってきています。
この記事では、そんなスウェーデン軍のM-90パーカーについて解説していきます。
スウェーデン軍 M-90 コールドウェザーパーカーとは?
M-90パーカーは、スウェーデン軍で1990年から正式に採用された寒冷地用のフィールドパーカーです。
M-90パーカーの前進となるM-59フィールドジャケットは着脱可能なアクリルライナーがかなりの重量でしたが、M-90ではシェルとライナーが一体型となり軽量化が測られており、近代ミリタリーの傑作として非常に高い人気を誇っています。
フードが露出した前期型と、フード内蔵型の後期型に分けられますが、この記事では自分が所有する後期型を解説していきます。
スウェーデン軍 M-90 コールドウェザーパーカー
全体シルエット
しっかりと着丈が長めに取られたコートのようなシルエットになります。
お尻までしっかりと生地があるので、冬の寒い時期でもしっかりと体を温めてくれます。
袖付けはラグランスリーブになっており、肩にフィットしてくれるので着用時のシルエットもとても綺麗です。
生地感
表地は高密度のコットンポリエステルになり、防風性や撥水性のある素材です。
スウェーデン軍特有の深いグリーンのカラーが映えます。
※上記の写真はグレーっぽく写っていますが、実際は全体シルエットの写真の色味に近いです。
袖
袖はスナップボタンで調整可能となっています。
襟
襟はスタンドカラー仕様になっており、この襟部分にフードが内蔵されています。
前期型との大きな違いがこの襟部分になります。
後期型の方がよりスタイリッシュな印象になります。
フロントポケット
フロントには左右にポケットが付きます。
このポケットがかなり大きめな作りになっており、デザインのアクセントになっています。
文庫本くらいなら余裕で数冊入るくらいの収納力があります。
フロントジップ
フロントはスナップボタンとジッパーでの開閉となり、ジッパーはダブルジップになっています。
内側
内側はキルティング仕様になっており、中綿がたっぷりと詰められています。
腰部分にドローコードがついており、ウェストを絞って着用することも可能です。
また胸部分には風で吹かれて飛ばされないようにするためのアジャスターが付きます。
サイズタグ
サイズタグから1995年製のサイズ180/75と読み取ることができます。
180cm75kg程度の方で最適なサイズ感ということを表しています。
実際のサイズ感などを次の着用画で紹介していきます。
着用画
outer : スウェーデン軍 M-90 コールドウェザーパーカー
jacket : US ARMY ecwcs gen3 level3
pants : uniqro
shoes : gu
172cm54kg痩せ型の自分がサイズ180/75を実際に着用してみました。
内側にecwcsレベル3のフリースジャケットを着ていますが、窮屈感はまったくなく着用出来ています。
オーバーサイズでの着用ではありますが、肩が張らずにフィットしてくれるラグランスリーブなのでそれほどオーバーサイズの印象にはなりません。
袖丈はやや長い印象ですが、個人的にはこのくらい大きめで着る方が好きです。
このコーデだと真冬でも問題なく過ごせるくらい温かいですよ。
まとめ
M-90パーカーは、非常に保温性が高くまるで中綿入りの布団を着ているかのような印象です。
さらに軽量性も伴い、中綿ジャケットでありながら、ダウンやプリマロフトにも負けない快適さを持っています。
1990年代ということで比較的年数の浅いヴィンテージですが、球数がそれほど多くなく希少性の高いアイテムでもあるので、年々枯渇と高騰が進んでいる印象です。
真冬の寒い時期に大活躍してくれるアイテムです。
まるお