My Favorite Things / John Coltrane
ジャズの名盤ランキングに必ずと言っていいほどランクインされる作品です。
テノールサックスで知られるジョン・コルトレーンですが、この作品ではソプラノサックスを用いており、それがこの作品独自の雰囲気を生み出しています。
優しいサックスの響きにあふれたこの作品は、「これからジャズを聞く」という方にもとてもおすすめの1枚です。
1.My Favorite Things
アルバムタイトルにもなっているこの曲、恐らく多くの方が耳にしたことがあるメロディーだと思います。
この曲は映画「サウンドオブミューシック」で使われていて、自分も最初のメロディーを聞いた瞬間に「これ知ってる!」と思ったほどです。
ジャズはとっつきにくい印象がある方も多いと思いますが、実はこういったどこかで耳にしたことがあるメロディーのものも多いんですよ。
ピアノの音色もとてもきれいで、午後にコーヒーでも飲んでくつろぎながら聞きたいとても優しい響きの曲です。
13分もある長めの曲なのですが、それぞれの楽器の音色にゆったりと身を委ねているとあっという間の13分間です。
とりあえずこの曲だけでもこのアルバムを聞く価値のある名曲です。
2.Everytime We Say Goodbye
1曲目からややトーンを落とした美しいバラード曲です。
コルトレーンのサックスとピアノの音色が優しく絡み合い、哀愁漂う1曲となっています。
コルトレーンって実はこいったスローテンポのバラードにも定評があるんです。
この曲が気に入った方はコルトレーンのバラードだけを集めたアルバム「Ballad」もおすすめですよ♪
3.Summertime
レコードにおいてはここからがB面になります。
これぞコルトレーン!という豪快なサックス演奏が聞ける1曲です。
軽やかなリズムにそれぞれの楽器がスウィングするように音が重なっていきます。
途中挟まれるドラムソロもこれまた秀逸。
4.But Not For Me
アルバム最後を飾るのはこれまた明るい雰囲気の軽快な1曲。
コルトレーンには有名なシーツオブサウンドと呼ばれる、音を敷き詰めるような絶え間ない音の連続の奏法があるのですが、こちらではそのシーツオブサウンドを垣間見ることができます。
激しいというよりは楽しく可愛らしい1曲という印象です。
思わず体が動くような、自分も結構好きな1曲です。
まとめ
ジャズが好きな方なら聞いて損はない1枚だと思います。
これからジャズを聞くという方、これからコルトレーンを聞いてみようという方の最初の1枚としてもとてもおすすめですよ♪
まるお